10月6日(土) 広島市中区堺町にある「百番目のサル」で欧州カレーのポークを食べた。
堺町にある「百番目のサル」で欧州カレーのポークを食べた。
口当たりはたっぷりの玉ねぎによる甘さで、少しばかりの辛味がじわりじわりと口に広がる。落ち着いた、とても穏やかな味だ。さいの目のポークも悪くない。
らっきょは酸味がほどほどで食べやすく、カレーと合い、ポークとも相性が良く、次々に口へ入れてしまう。福神漬は曲線の伸びる甘さで、カレーと馴染む。緑色、これは青紫蘇の実だろうか、でも生姜のような味もする、一体なんだろうか。塩っ気が強いので、これまたカレーとご飯に違った風味を添える。酸、甘、塩、と漬物は的確に結合を加える。
店には陶器も置いてある。益子焼きらしいが、これといった明確な特徴を見つけにくいのが益子らしさだろうか。記憶を辿ると、膨大な量の陶器は、それぞれの作家の個性的な意匠に思い当たる。
平皿の縁に沿った淡色のぼやけた緑がカレーと白米を包むようで、なんだか地中海を想起させた。
肩肘張らずの美味しいカレー屋さんだ。バロックあたりの声楽がスピーカーから流れていたけれど。
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