6月 広島市中区胡町にある天満屋広島八丁堀美術画廊で「手嶋勇気 八嶋洋平 二人展」を観る。
昨日、天満屋広島八丁堀美術画廊へ行ってきた。
数日前に、手嶋勇気 八嶋洋平 二人展の案内が届き、見ると二年前にNSA(Noborimachi Space of Art)を訪れた時に個展をしていた人からだった。
八嶋洋平さんの油絵に、硬直した孤独と幼さを感じて、非常に痛々しくも愛らしく、放っておけないイメージを覚えた。それに画風が好きで、使われている色使いも変な性格がなく、素晴らしい技量で嫌らしく描かれておらず、 観るものに素直な感動を与えるものだった。
今回の個展を訪れると、少なくない人がおり、自分もすっとその中に入って観賞した。一通り観ながら、八嶋さんに、上野の森美術館大賞展で絵画大賞を受賞したことについて短いお祝いの言葉を伝えたいと思っていたら、話しかけてくれた。
二年前の個展に自分がいたことを覚えていてくれて、とても驚いた。たかが二三十分の滞在の間にすこし話をした人間をよく覚えているなと、その人好きさせる素晴らしい能力は心根の良さからくるのだと断定すると、「熱心に観られていたので」と言葉をもらった。
たしかに熱心に観ていた。それは素晴らしい画家だと思ったから観ていたのだ。
大きい美術館に足は運ぶが、規模の大きくない画廊には行っていない。こんな出会いがあるのなら、あらためて画廊に関心を寄せようと思った。
八嶋さんの作品を購入したいと思うが、ちょっと手が出ない。もっと自分に経済力がついたらなんて言い訳はよして、素直にこの画家がさらなる作品を生み出していく過程を追っていきたいと思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます