幕間【人物と用語解説】

閃光の狩人【マンゲル】

勇者ファウストと共に魔王を討伐した英雄の一人。

森エルフの一族の中でも歴代最強と謳われた弓使い。

魔王討伐以前にも様々な武勇を修めておりエルフの中では元々有名だった。

弓の腕前に関しては『マンゲルは弓を使う魔女』と言われる程

物理法則を無視している代物である。

勇者の仲間の間では後衛で実力は他の仲間に一歩劣ると見られがちだが

圧倒的な射程距離からの魔物指揮官の暗殺等要所要所で活躍した。

ファウストからその実力を買われ半ば狂気に満ちた勧誘の末に仲間になった。

グレートヒェンから左手を斬られた後も山エルフから片手でも射れる弓を作らせ

弓の鍛錬に励んでいる。


山の大将【ライヒャー】

山エルフの中でも最強と謳われた武人でありマンゲルとは同年代。

マンゲルに対して悪しからず思っているがマンゲルからの反応は淡泊である。

斧、剣、槍等の近接武器は一通り使える万能型の戦士であり実力者だが

魔物討伐の旅にファウストから誘われなかった事を気にする等、細かい所を気にする性格で

女性からはそこが嫌われる為、あまり女性受けは良くない。

山エルフの族長も彼に対して山エルフの武力の要でも有る彼が里から離れるのは

了承しなかったとフォローはしているがぐちぐちと未だに気にしている。


【エルフ】

王国内でのエルフの扱いは普通の人間と大差無い。

強いて違いをあげるのならば地方人と同じ扱いで

差別感情が強い人間からも田舎者程度としか認知されていない。

これはエルフが人間よりも寿命は長いが数が少なく出生数も少ないので

取り立てて騒ぐ必要は無いからで有る。


【殺伐激越】

ハイエルフの族長ルネが編み出した外術。

殺意を相手に叩き込み破壊する、破壊の為だけの外術。

殺意と言う相手に向けられる感情で攻撃する為回避は意味を成さない。

だがしかし相手に対し殺意を抱かないと発動しないので

殺意を抱けない物には使えず殺意に対して耐性が有る人物や殺意に動じない

または覚悟した人物にとっては破壊力が激減してしまう弱点が有る。

グレートヒェンが覚悟して突っ込んでノーダメージだったのはその為であり

ルネもこの外術を編み出して日が経っておらず、今まで効かなかった事が無く

外術を過信し過ぎた為、この弱点に関しては把握していなかった。

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