第177話 休怠
氷雨は消えた扉を見つめていた。
扉を閉める為に残った紫翠と、彼女の背中を守っていた茉白。その光景に後悔を抱いたからだ。
紫翠が残らなくても良かった。祈が駄目なら氷雨でも良かったのだ。
「氷雨さん……行こう」
祈は握り締められた氷雨の手を引く。少女は口を固く結んで振り返り、足を踏み出した。
「……早蕨、進めるか」
相良がそう光に声をかける。両手を関節が白く浮くほど握り締めている光は深呼吸を一度して、頷いた。
「行けます、大丈夫です」
光も歩き出す。彼は託されたのだ。競争を終わらせるという夢を、願いを。今まで共にあった仲間達に。
そして託されたのは帳も一緒である。彼は神を生贄にすると言う目標を背負い、進まなければいけない。
本来、梵は一階で残るような力の持ち主ではない。もっと先へ進めた存在であり、エリゴスのことも踏まえれば彼こそ最上階へ行きたかった筈だ。
紫翠も自分に出来るか否かの分別がきちんとつく人間である。そんな彼女が親友と銘打っても過言ではない氷雨を突き放したのは、それ相応の覚悟をしたからだ。
帳は体が重たくなったような感覚を覚える。足を上手く動かせているのか。指先に鉛でも入ったのか。自分で本当に――良いのか。
氷雨と祈は視線を交差させ、勢いよく帳の背中を叩いてみせた。
「いッ」
「暗い。お前が暗いとこっちも調子変になるからやめて」
「行こう帳君。一緒に進もう」
祈とルタが呆れたように息をつき、氷雨はいつも通り微笑んで見せる。
帳は暫し口を開けてから結び、少しだけ口角を上げていた。
「分かった。行こう、ごめん」
「謝るな、気持ち悪い」
「いいよ、謝らないで」
違う言い方で同じ意味を伝える祈と氷雨。帳は深呼吸をして前を向いた。
りずの針が溶けた。ルタの翼も溶けた。帳の体力も消耗した。黒い鎧に救われた。人数が一桁にまで減った。
三階分を上るだけで消耗が大きい戦士達。けれどもそれが神に会うと言うこと。
覚悟をして選んだ道である以上、誰も後ろへ進みたいなどとは思わなかった。
無月は少なくなった自分の指を見下ろして息を吐く。指が無くなろうが首が折れようが何も感じなくなっている以上、自分は本当に人として終わっていると感じながら。
「夜来さん、大丈夫では……ないですよね。止血とか何かいりますか」
氷雨が自信無さげに無月を見る。元戦士は反射的に手をポケットに入れて「別に」と答えていた。
「大丈夫だよ。血は出ないし痛くもないし。君は本当に真面目な心配性だよね」
「ぅ、すみません」
氷雨は肩を竦め、火傷を治し終わっている出雲や音央にも視線を向ける。ここで心配の言葉を口にするのは弱さに繋がるだろうか。いらないことだろうかと、悩みながら。
出雲も音央もそれに気づき、快活とした笑顔を白の女は浮かべたのだ。
「氷雨ちゃん! 気にしなくていいんだよ〜、これぐらいかすり傷ってね!!」
「……はい、屍さん」
氷雨が眉を下げて笑っている。出雲はそれに微笑み返し、音央はざわつく心中を閉じ込めて口角を上げた。
「メシア、どうかそんな顔をしないで。俺も大丈夫です。貴方が無事でいてくれるなら俺の傷は怪我にはならないんですから」
「いや音央、怪我は怪我だぞ。頭打ったか」
目元を赤く染めて笑う音央にすかさずりずは言葉を返す。氷雨は眉を下げたまま苦笑し、「メシアの苦笑いもなんと可愛いことか!!」と信者は叫んでいた。どうやら本当に心配無用のようだ。
時雨は深く眉間に皺を寄せつつ妹の隣に並んでいる。
「氷雨こそいいのか、怪我」
「私はそこまでじゃないから。りず君のお陰」
時雨は確認し、氷雨は茶色いパートナーを撫でている。りずは嬉しそう目を細めており、ひぃとらずも目を伏せて微笑んでいた。
そんな氷雨を見た兄は「そうか」と表情を和らげ、りずの額を妹と一緒に撫でる。
戦士達は上へ上へと進んだ。次に辿り着いた扉の隙間からは吐いた息が白くなる冷気が零れている。
「次は
「そうだよ」
祈が確認し、頷く帳と共に扉を押し開ける。扉の隙間からは痛みすら感じる冷気が漏れ出しており、氷雨は奥歯が寒さで鳴りそうになるのを堪えたのだ。
冷気に触れた床に薄い氷が張られ、白玉は肉球が凍らないように足を上げる。片手だけとなった手甲鉤を見下ろした出雲は頬が固まっていくような感覚に目を細めたのだ。
扉が開く。
その中は今までの階のように灰色の造りをしている筈なのに、天井も床も壁も薄い氷に覆われていた。
中心に
青が少しだけ混ざった氷の翼に牛のような顔つき。白い服を纏った体は筋肉質で、下半身は毛深い獣の二本足。蹄のあるそれを組んで
氷雨の脳裏にフォーンの姿が浮かぶ。それを振り払った少女はハルバードを構えるのだ。
部屋を満たしている凍てつく空気は、肺が凍り付いてしまうのではないかと錯覚させる。
そこで音央は違和感を感じた。
中央に座っている獣は、戦士達がやって来ても動く素振りを見せないのだ。
獣の奥では既に次の階への扉が閉まり始めている。床の氷を剥ぎながら閉じていく扉は今までの階よりも動きが遅い。
戦士達は試案する為に一瞬お互いを確認し、相良が転移をしようと決める。
瞬間。
獣の翼が動き、巻き起こった風が戦士達に直撃する。
突然のことに自分を庇う事しか出来なかった彼らは、皮膚が感じた痛みを理解したと同時に頭の奥がぼやけるような感覚を覚えたのだ。
「いッ」
「祈君ッ!」
ルタと同化した祈が
黒い翼は凍り付き、むき出しの鳥の足も肩も凍り付いている祈。氷雨は反射的に動こうとするが、そこで足が動かないことに気づいたのだ。
見れば、足が靴の上から氷に覆われて床に張り付いている。
少女の体からは無いに等しかった体温がより引いていき、動けないのは他の者も同じであった。
「くっそッ」
「うわ、これはキツい」
帳が舌打ちし、無月はのんびりと思案する。ゾンビの少年は足を小さくして靴を脱ぎ、裸足で床に飛び出した。
音央はリフカを咲かせて地面を殴り、氷を砕く。自分よりも先に氷雨のものを。それに少女は奥歯を噛み、彼女の心配を汲み取った信者は他の者の氷も砕くのだ。
相良は転移をして自力で氷から抜け出す。転移した先は獣の背後だ。
少年は獣の角を素早く掴み、床に叩きつけ
獣がもう一度翼を動かす前に。凍りついてしまう前に。
「なんだ……弱くねぇのな、お前ら」
呟く獣は自分の角を持とうとした相良の手首を掴む。少年は目を見開くとすぐさま転移し、微かに氷が張った自分の手首を見るのだ。
吐く息が白く輝き、宙に消える。
獣は両手を上げて伸びをすると、顎が外れるのではないかと思う程の欠伸を零していた。
「あぁ……どうするかなぁ……取り敢えず名乗るかぁ……かったりぃなぁ」
「なら省略していいよ」
無月は呟き、彼の鎖鎌と音央のリフカが獣に向かう。欠伸をもう一度している獣は浮かんだ涙を拭い、翼を動かしていた。
鎌とリフカが一瞬で凍り付き、獣は首を鳴らしている。
面倒くさそうに体を横に寝かせた獣は肘をついた掌に顔を置いた。
「俺の名前はクサリク……あー……第四の階層を司る獣だ……どうすっかぁ……あぁ、神に
間の多い喋り方をするクサリク。それを聞く必要無いと考えた帳や時雨は既に扉に向かっており、ひぃは翼を広げていた。
「おいおい、喋ってる途中だぞ……血の気が多いなぁ」
呆れたようなクサリクが翼を動かす。そうすれば一気に部屋中に冷気が蔓延し、戦士達の肌が凍りついていくのだ。
自然と筋肉が萎縮し、体の自由が奪われていく子ども達。
時雨は力が入らなくなった足を睨み、手に纏った雷をクサリクに向かって放った。クサリクは怠慢な動作で欠伸をし、氷の翼が雷を叩き壊している。
時雨は舌打ちをしてしまい、不意に目の前に現れた金髪の少年に腕を取られたのだ。
「時雨さん!」
「時沼、ッ」
ゆっくりではあっても閉まり続ける扉の奥へ、時雨を転移させる相良。
相良は考えて、考えて、扉を押さえるよりも転移させることがこの階では優先されると弾き出した。
扉を押えても縦横無尽に部屋を凍らせるクサリクには足止めをされるばかり。炎を使える者は既におらず、氷を砕ける者も多くはない。
だから相良は飛んだ。
氷雨の元へ。祈の元へ。光の元へ。出雲の元へ。
氷に足を取られていた彼らではあるが、戦士だけを転移対象にすればなんてことは無い。
相良は集中を続け、帳の元へ、音央の元へと飛んだのだ。
「おー……すげぇ奴がいるなぁ……でも眠い……」
これだけ相良が転移することを許されているのはクサリクに戦意がほぼ無いからだ。今までの階のように先へ進ませないと言う気迫や、殺してやろうという圧迫感が休怠の獣には存在しない。
ただそこで動く者を眺め、どうでも良さそうに、気分で翼を動かしているような態度。
相良はその態度に微かに苛立ちを覚えつつ最後の無月の元へと飛んだ。
――クサリク、早く殺せ
「っと……こりゃ参った」
不意にクサリクの頭の中に声が響く。
怒鳴りそうな、焦りを含んだ神の声。
クサリクは重たそうな瞼を上げて立ち上がる。
獣の目は相良が無月を掴もうとする光景を確認した。
「……許せよ」
それは誰に対する謝罪か。神か、戦士か。
クサリクの翼が動き、今までで一番強い風が相良と無月の体を凍らせる。それに二人は虚を突かれ、奥歯が自然と震えていた。
「時沼ッ」
「ッ、夜来さん!」
時雨と氷雨が飛び出しかけ、それをクサリクの風が許さない。
極寒の風が扉の奥まで巻き起こり戦士達の体が凍っていく。凍って、凍って、壊す暇も無いほど凍っていく。
帳は空気を操りクサリクの風を打ち消そうとした。空気の温度を上げて、上げて。寒風と熱風が扉の奥で巻き起こる。
瞬間。帳の体から一気に汗が吹き出し、目の前を光りが瞬いた。
それを見た氷雨はハルバードで溶けかけた自分の氷を砕き、祈も力一杯体を震わせる。
二人が帳の前に立つことで呼吸が荒い少年の盾となる。
氷雨はスクゥトムになったりずを床に垂直に立て、祈の羽根は極寒の風の中に巻き上がる。
帳は踊る黒の羽根を見て空気の温度を上げることを止め、羽根を風で掴んでみせた。
極寒に向かって意思を持った羽根が打ち出され、三割ほど閉まった扉の隙間を抜けていく。ものの数秒で羽根は凍りついたがそれはそれでいいのだ。
帳の風の勢いは留まることを知らず、クサリクの肌に黒が突き刺さる。
極寒の風が止む。
その一瞬で帳は空気の温度を上げ、音央達の氷も溶かしていった。
祈は固まりそうな肺で必死に呼吸し、閉まっていく扉を見る。りずの表面は凍りつき、氷雨の手が微かに震えた。
「ッ、時沼さんと、夜来さんが」
「焦ったら負けだよ良い子ちゃん」
呟く無月の見える肌全てから棘が出る。酷く鋭利な棘は彼を止めていた氷を砕き壊し、ついでと言わんばかりに相良も救っていた。
意識がぼやけていた金髪の少年は震えた奥歯を噛み締めて無月を見る。
裸足の裏が床と張り付いてしまった無月は目を細め、足を力いっぱい上げていた。
凍える部屋に響くのは氷が割れる繊細な音と皮膚が剥がれる
彼を見ていた戦士達の肌が泡立ち、血が出ない無月は皮膚の下が床に当たる新たな感覚に口角を上げていた。
「うん、そうだな、俺はここに残ろうか」
笑う無月をクサリクが見つめている。目を丸くした獣はゆっくりと口角を上げていた。
「お前、
「そうだよ」
無月は笑い、クサリクも笑う。
けれども獣の視線は扉に向かい、閉まるそれを押さえようとしていた氷雨と光を確認するのだ。
「だがなぁ……殺せとのお達しだからなぁ」
クサリクの足が動く。
向かったのは扉の方で、内臓まで凍らされてしまいそうな圧迫感が氷雨と光を包み込んだ。
「お前達を殺してから屍人と遊ぶとしよう」
クサリクの翼が羽ばたく予備動作を始める。
光の頭には奥へ下がるべきだと浮かんだが、まだ残っている二人がいる為に扉を押さえることを止められない。
「……綺麗だなぁ、お前らは……きっと氷になれば、もっと綺麗になるんだろう」
クサリクが踏み込んだ床の氷にヒビが入る。肌を刺す冷気を感じた帳は、氷のせいで閉まるのが遅い扉を見上げた。それを押える氷雨と光はやっぱりどうして似ているから。
「ッ、下がって氷雨ちゃん、早蕨!」
帳が氷雨の腕を引き、出雲は光の腕を引く。
それと同時に、相良と無月が扉の方に背を向けて転移をしたから。
動こうとしたクサリクの翼が止まったのだ。
「この子達を凍らせたいんなら、俺を倒してから行けってね」
「すんません時雨さん、出雲さん」
無月は口の中に銃を作り、体内の脂肪や骨や内臓を弾丸に変える。
銃を乱射し始めた無月と弾丸を翼で受け止めるクサリク。
相良は振り返り、時雨達に言っていた。
「行ってください。アイツは俺達で止めるから、だからッ」
眉間に皺を寄せて相良が懇願する。
その表情は時雨達の心を揺さぶり、奥歯を噛み締めさせるから。
時雨は妹の手を引いたのだ。
「兄さッ」
「進め氷雨!! あの扉が閉まるまで、止まんな!!」
「なんで、そんな!! 二人が残る必要なんてないじゃないか!!」
「いいから!!」
暗闇に反響する時雨の声に、氷雨やひぃの肩が跳ねる。
彼女は振り返る。
閉まらない扉を恨んだのは四階に来て初めての事だった。
どうして、どうして、どうして、と。
扉を背にする友人を氷雨は見つめて叫んでいた。
「私は貴方に、まだ何も返してない!!」
声を荒らげた氷雨に相良は口角を上げている。
メタトロンとの間に割って入ってくれた。一緒に進もうと言ってくれた。自分に優しい嘘をついてくれていた。
氷雨は奥歯を噛み締めて、その肩を押したのは出雲だった。
「相良ちゃーん!! これ貸したげる!!」
出雲が投げ渡した手甲鉤を相良は反射的に受け取り、腕に嵌める。
氷に邪魔されて閉まるのが遅い扉を背に庇って。
早く閉まれと思いながら。押しても氷が邪魔をして、相良の体力が無駄に終わるから。彼は無月と肩を並べた。
無月が一度銃を戻して息を着く。クサリクの翼にヒビを入れることは叶っていない為、無駄撃ちし続ければ無月の体が先に壊れてしまうのだ。
「別に君も行っていいんだよ」
「一人で残らせてアンタが負けたらどうするんですか」
「信用がないこった」
無月はどうでも良さそうに肩を竦め、相良は視線を落とす。クサリクは翼を動かして埋まっていた弾丸を床に落とし、やはり欠伸をしていた。
「少しは信用していいよ。流石の俺も後輩達を簡単に殺させるほど感情無くしたわけじゃないし」
何人もの戦士を愛という大名義を掲げて殺してきた、一人の元戦士。
愛しかった。愛しい人がいた。愛しいから守りたかった。彼女の傍にいたかった。
いいや違う。彼の中での愛は未だにその火を灯し続け、愛した人がいたではなく、愛する人がいると言う方が正しいのだ。
その気持ちがどれだけ打ち砕かれて、叶わないものになっても。彼は愛することを止められない。叶わないならば死んでしまいたい。
それを冒涜だと言った戦士がいたから。生きる為に傷つく後輩達がいるから。
彼は戦うのだ。
消えない罪を背負って、後悔を背負って、悲しさを背負って、愛しさを抱いて、潰れそうな重さに足を踏ん張り、彼は進む後輩達の盾になる。
それで罪が消える訳では無いが、誰かに許される訳でもないが。
「ほんと……吐きそうだ」
無月は口角を上げてクサリクと目を合わせる。
片腕を鉈へ。片腕を鎖鎌へ。口の中には拳銃を、足の甲には刃を作り、死んでしまった少年は獣に立ち向かうのだ。
クサリクは翼を動かして、走り進んだ戦士達を見ようとする。扉はまだ五割程しか閉まっていない。
その前に立ち塞がる相良の目は強い光りを宿しており、クサリクの首には無月の鎖鎌が巻きついた。
鎖が締め上げ鎌はクサリクの側頭部を傷つける。
無月は獣の肩に飛び乗り、赤く飛んだ血を見ながら傷口に銃弾を撃ち込むのだ。
無慈悲で容赦など欠けらも無い攻撃の仕方。
それに相良は奥歯を噛み、出雲がくれた手甲鉤を振った。
その刃で傷つけた友人がいる。
一緒に進むことになった時。いつもの公園で頭を下げれば、笑った彼女はひとつ返事で許してくれた。
許せないのは相良自身だ。氷雨がどれだけ許そうと相良は自分を許せない。
その罪滅ぼしを彼はしていたいのに。
――私は貴方に、まだ何も返してない!!
「いいや、違うよ凩。貰い過ぎてたのは――俺の方だ」
呟く相良は氷の床を踏み締める。
無月の銃弾を受けても立ち続け、戦士を振り払い、前を向く獣を見つめて。
集中をして転移を行い、体勢が崩れたクサリクの首に刃を振り抜く。
翼を動かさせるな。
進ませるな。
俺達の邪魔をするな。
神を生贄にする為ならば、神の獣に噛み付いて。
相良の肌を震わせる寒さは少女と出会った日を思い出させて。けれどもあの時ほど暖かくはなくて。
相良は笑う。閉じ込めていようと決めた感情を噛み締めて、扉が閉まるまで。いいや、彼らは扉が閉まっても刃を振るい続けたのだ。
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