百花女子高校かるた部 ~近江神宮への道~

作者 和希

仲間と共に、カルタにかけた青春

  • ★★★ Excellent!!!

高校生になった相沢菜乃花は、どの部活に入るか迷った末に、同じ一年の蘭子に誘われカルタ部の見学にやって来ます。そこで出会ったのは、今まで持っていたカルタのイメージを覆す、協議カルタの世界でした。

本作はカルタに青春をかけた少女達の物語です。
カルタ事態は誰でも知っていますが、協議カルタのルールとなると、知らない人も多いかもしれません。ですがそれらは作中でしっかり説明があるので、詳しく知らないと言う方もご安心を。

そしてこの話でカルタとともに描いているが、菜乃花を含めたチームです。
カルタ部には全部で5人の部員がいますが、時にそれぞれの視点で、何を思いどう感じているかといった心の動きが細かく書かれていて、一人一人にに感情移入していきます。

そして、そんなカルタとチームが何よりも詳しく書かれているのが試合シーンです。
こちらも詳しい説明は本編で書かれているのですが、カルタにも団体戦があり、一対一の対決を5人同時に行うような形になっています。
戦い事態は一対一。それだと、一見するとあまりチームと言う雰囲気を出すのは難しいのではないかと思うかもしれません。実際、他の人を直接助けるなんて事はできません。
ですが直接手出しはできなくても、声をかけることはできます。頑張っている姿を見て自らを奮い立たせる事ができます。それらを見ていると、例え自分の戦う相手は一人でも、紛れもなくチームとして戦っていると言うのが伝わってきました。
チーム。そして仲間。いざ口にすると、なんとなく気恥ずかしさを感じるかもしれません。ですがとても大切な、掛け替えのないものです。

大切な仲間と共に駆け抜ける青春を、是非ご覧ください。

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