久遠の夜凪に

作者 淡 湊世花

寝るまでにしてもらった「お話」が大好きだった人たちへ!

  • ★★★ Excellent!!!

 人魚の肉、新しい出会いと悲しい別れ……などなど、どこか懐かしい、もの悲しさ、寂しさを伴いながらも、懐かしさと優しさを感じる物語です。

 それは何故かと考えていると、子供の頃、毎晩、祖父にねだってしてもらっていた「お話」と同じフォーマットだと気付かされました。

 悲しい歴史、乳母の決意、代償……と、挙げれば切りがない程、優しさを根底に持つエピソード、装置がちりばめられています。

 正義とは辛く、愛とは苦しい、でも貫く事の大切さを思い出させてくれる、あるいは教えてくれるのが本だったな、と感じさせられました。

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