第102話 エリヤ Vsバアル崇拝者2

 バアル崇拝者たちは犠牲を整え、声を限りに叫びます。「ああ、バアルよ、答えて下さい!」叫ぶ。祭壇の周りをよたよたしながら叫びます。

――何の声も、何の答えもありません。

 

 3、4時間くらい経ったでしょうか?真昼になるとエリヤが彼らをあざけり始めました。

「バアルは忙しすぎるのだ!バアルは屋外便所で用を足しているのだ!昼寝をしているのだ!」


 エリヤはバアルをdisる、侮る、バカにする。

「いうても、一応神様やで」バアル崇拝者は突っ込み入れたかったでしょう。エリヤの煽りに半狂乱になります。

 

 叫ぶだけではなく、短剣や、小槍で自分達の身体を傷つけました。さすが人身供犠を強要するバアル崇拝者。血を流す事で祈りが聞かれると思っています。オソロシヤ。地面に血を流しながら狂ったように叫ぶバアル崇拝者。ちょっとしたホラーです。

「声を限りに叫べ!」またエリヤがあおります。

 エリヤもなかなかのいじめっこです。


――結局、何の答えもありませんでした。

身体傷つけただけやん。オロナ○ン御入り用?

先にマキ○ンをシュッしておいた方がいいと思います。知らんけど!


 午後遅くなると、今度はエリヤの番です。エリヤは12個の石を拾い祭壇の修理をしました。イスラエルは12部族がそろって、神に仕える必要があることを教えたかったのでしょう。分裂批判。


 そして、犠牲を置き、祭壇の周りに溝を掘り、水で満たしました。犠牲や薪にも水をかけて自分に不利なようにします。イカサマを疑われないように、用意周到なエリヤ、かっこいいでしょ!


「アブラハム、イサク、そしてイスラエルの神よ、あなたがイスラエルにおいて神であり、私があなたの預言者である事が今日、知らされますように!私に答えて下さい!この民が、あなたこそ真の神であることを知るようにしてください!」


 エリヤは天に向かって祈ります。


――すると、火が降って来て、捧げ物と薪と石と、溝の中にあった水をなめ尽くします。

 

 イスラエルの民はこれを見ると、直ちにひれ伏し、「イスラエルの神こそ、まことの神です」と口々に称えはじめます。18:39


エリヤは嬉しかったでしょうね。自分の命の保証ではなく、イスラエルの神が生きる神、真の神である事が証明された事を喜んだに違いありません。イスラエル国民が真の神の元に戻る事も。


 エリヤはバアル崇拝者全員の処刑を命じました。残酷に思われますか?バアル崇拝者は、子供を犠牲として火で焼いてきました。その罪の大きさを考えたら当然の処罰です。バアル崇拝者はキションの奔流の谷で処刑。傷の手当必要無かったね。残念。


 これでメデタシメデタシ。

いいえ、あやつがいます。背教者アハブ王に、イスラエルの神が真の神と認めさせなくてはいけません。


 今度は、3年半降らなかった雨を降らせる事で証明するのです!エリヤ対アハブ王の一騎討ち。


 エリヤがんばれー!

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