第101話 エリヤ Vsバアル崇拝者 1
「アハブの所に行きなさい。私は大地に雨を降らせる」列王記第一18:1
エリヤは神様の指示のもとアハブの住む地に向かいます。干ばつを終わらせて下さるという約束に心を踊らせていたことでしょう。
エリヤは途中でオバデヤという人に会います。オバデヤは国王に次ぐナンバー2の存在です。なのにイスラエルの神様を非常に畏れる敬虔な人で、イゼベルから預言者100人を守りました。
50人ずつに分けて、洞窟に隠し、パンと水を供給し続けたのです。見つかれば自分も殺されるかもしれないのに、アッパレなお人です。
オバデヤは預言者エリヤに一目置いているので、エリヤだと分かるとひれ伏します。そして、エリヤの命令通り、アハブに報告し、面会の場を設けました。アハブが口火を切ります。
「イスラエルに災難をもたらす者よ!」
「私はイスラエルに災難をもたらしてなどいません。あなたとあなたの父の家族が、神のおきてを捨ててバアルに従い、災難をもたらしたのです」
エリヤは毅然としてアハブを批難しました。そうだよ!イスラエルがこうなっているのは、アハブ、あんたのせいだよ!イゼベルの尻に敷かれてバアル崇拝持ち込んだ、あんたのせいだ。
そして挑戦状を渡します。
「今、カルメルの山に、イスラエル全体と、イゼベルの食卓で食べている450人のバアルの預言者と400人の聖木の預言者を招集しなさい!」
アハブはイスラエルの民全てと、預言者たちをカルメルの山に集めた。18:17~20 やれば出来るじゃん。アハブ。……ごめん、王様だったね。
カルメルの山にぞろぞろと民が登ってきます。
エリヤは民に近づきこう言います。
「あなたたちはいつまでどっちつかずの態度をとっているのですか?もし、イスラエルの神が真の神なら、その方に従いなさい!しかし、もしバアルがそうならバアルに従いなさい!」18:21
民は優柔不断さを指摘されて、何も答えられませんでした。(けど、分かるよ。私もクリスマスしたあと、神社に行くもの。信仰合同。残念)
それからエリヤは一つの提案をします。
「イスラエルの神の預言者で残っているのは私だけです。(エリヤは仲間を全員殺害されたと思っている)一方、バアルの預言者は450人です。私たちのために、若い雄牛を2頭用意してください。彼らにどちらか一頭を選ばせます。彼らはそれを切り分けてまきの上に載せ、火はつけないでおきます。……私も同じことをします。あなたたちは自分の神の名前を呼びなさい!私も自分の神の名前を呼びます。火によって答える神が真の神です」
「それはよい!」イスラエルの民もバアル崇拝者たちもみんなこの提案が気に入りました。
もちろん、バアル崇拝者はバアルが真の神だと信じているのですから。
さあ、先に犠牲の雄牛を捧げるのはバアル崇拝者たちです。天から火が降って、犠牲を焼き尽くすでしょうか?
Vsバアル崇拝者450人。エリヤは一人きりの戦いです。エリヤがんばれー!
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