異世界を魅了するファンタジスタ 〜『限界突破ステータス』『チートスキル』『大勢の生物(仲間)達』で無双ですが、のんびり生きたいと思います〜
948.共有スキルを活かせば、上級魔法スキルが取得できるかも!
948.共有スキルを活かせば、上級魔法スキルが取得できるかも!
元冒険者パーティー『
リーダーのローレルさんは、『魔法使い』ポジションで『
『火魔法——
『火魔法——
『風魔法——
サリイさんが持っていた『風魔法——
『風魔法——
『風魔法——
範囲攻撃ができるということだろう。
二つの違いは、個別攻撃と範囲攻撃という理解でいいのではないだろうか。
ローレルさんの話では、上級魔法にある『風魔法——
ローレルさんの考えでは、中級魔法の『風魔法——
それゆえに、今回『共有スキル』とは言え、二つの中級魔法を持つことができたので、何とか上級魔法が発現するように努力したいと鼻息を荒くしていた。
普通なら努力したからといって、欲しいと思っているスキルを発現させる事は中々できないことだが、なんとなくローレルさんならやってしまいそうな気がした。
彼女は、『風魔法』と『火魔法』という二つの属性の魔法を使うことができる上に、同時発動して合わせることができる。
合体魔法の使い手なのだ。
大いに期待したいところだ。
今まであまり考えたことがなかったが、新たな視点を得た感じだ。
『共有スキル』にある様々なスキル……特に魔法スキルを、このような観点で練習するというのは、ありかもしれない。
初めから……これとこれを組み合わせれば、上級の魔法スキルが発現しやすくなるのではないかと仮定して、その魔法スキルを熱心に練習するとか、同時発動するとかで、次の魔法スキルの取得に繋がれば、凄いことだ。
もしこれがうまくいけば、画期的なことだ。
そして様々なスキルを使える『共有スキル』の凄さを、最大限活用することでもある。
前に俺の『固有スキル』の『波動』の『波動収納』コマンドと、『勇者』の『職業固有スキル』の『
スキルが交錯して、新しいスキルが生まれるかどうかは別にしても、いくつかのスキルを熟練することによって、その相乗効果で関連スキルが発現する可能性は、十分にあるのではないだろうか。
ローレルさんのように、各自がテーマを持って検証してくれると、かなり面白いことになりそうだ。
それで増えたスキルは、またみんなで使えるわけだし。
この情報を、早速『絆』メンバーにフィードバックして、それぞれ思いつくままに試してもらうことにしよう。
すごくいいアイデアをもらった。
やはり『絆』メンバーの強さは、“マンパワーの集積”というか、“数は力なり”ということだと痛感した。
そして“集合知”の偉大さも、改めて認識した。
一人で考えてもいいアイデアが出ないとき、みんなと意見交換をすると良いアイデアをもらったり、それに触発されて閃くこともあったりするからね。
サブリーダーのサラさんは、『アタッカー』ポジションで剣の達人であると共に、様々な武器に精通し、体術も得意とのことだった。
『斬鬼のサラ』という二つ名を持っている。
彼女からは、『手刀術』という珍しいスキルをコピーさせてもらった。
手刀を使った殺傷能力が高い体術スキルのようだ。
『静寂のフェリス』という二つ名を持つフェリスさんは、『斥候』ポジションで、『罠術』というスキルを持っていた。
罠を設置したり解除したりできるスキルとのことだ。
『不動のディグ』という二つ名の『タンク』ポジションのディグさんは、『踏ん張り』というスキルを持っていた。
衝撃に耐えて踏ん張ることができるスキルのようで、『タンク』ポジションの人が身に付けると、超強力な壁になれるようだ。
『的中のオリー』 の二つ名を持つ『ロングアタッカー』ポジションのオリーさんは、『彫刻』スキルを持っていた。
戦闘とは関係ないが、俺的には一番嬉しいスキルかもしれない。
このスキルがあれば、念願のフィギアが作れるかもしれないのだ!
ただ……前にニアに聞いたところによると、一番良いのは『造形』というスキルが発現することのようだ。
『造形』スキルなら、様々な作り方で立体物が製作できるらしい。
『彫刻』スキルの場合は、削って彫り上げて作るものに限定されているみたいなんだよね。
なぜ戦闘と関係ない『彫刻』スキルの持っているのかと思って、オリーさんに尋ねたところ、なんと最近発現したとのことだった。
『ハンター育成学校』で、生徒が使う的として木の人形を彫っていたら、『彫刻』スキルが発現したらしい。
本人は予想外のスキル発現に驚いたようだが、俺的には本当にありがたい。
今度時間を見つけて、木彫りのフィギュアを作ってみようと思う……ムフフ。
吟遊詩人のアグネスさんが持つ多彩なスキルの中で、俺が持っていないものは、『演奏』『歌唱』『舞踏』『記憶術』だ。
どれも『共有スキル』にセットしたら、仲間たちが喜びそうだ。
パートナーのタマルさんが持っているスキルの中で、俺が持っていないものは『剣舞』スキルだった。
今回リリイとチャッピーの親族とわかった人たちとその仲間の人たちを、『絆』メンバーに加えたことによって、かなりの数の『共有スキル』を増やすことができた。
俺だけでなく、俺の『絆』メンバー全員がパワーアップしたことになる。
俺の『絆』メンバーは、万単位のすごい数になっているわけだが、ほとんどが人型でないメンバーなのだ。
『種族固有スキル』などはあっても、『通常スキル』は中々発現しにくい。
そして『通常スキル』の中でも、人型でないと発現しにくいスキルは、さらに増やすのが難しかったんだよね。
そんな状況の中、今回は多くのスキルを、増やすことができた。
人型のメンバーが増えるというのは、スキルの多様性を確保する意味でも、大きな効果があると再認識したところだ。
そろそろユーフェミア公爵たちにも秘密を告白して、『絆』メンバーに入れてもいいかもしれない。
今回一気に人型メンバーを増やしたことで、なんとなく俺の心のハードルがちょっと下がった感じだ。
絶大な信頼をせている国王陛下やユーフェミア公爵たちを『絆』メンバーに引き入れていない理由は、貴族であり色んなしがらみがあるからと気遣ってのことである。
俺たちの秘密を守るために、嘘をつかなければならない場合があると申し訳ないと思い、躊躇していたのだ。
言い換えれば、俺が勝手に踏ん切りがつかないだけという感じでもあるのだ。
今日の勢いで……ユーフェミア公爵たちも『絆』メンバーに誘っちゃおうかなぁ……。
……まぁ焦る必要はないから……もう一度冷静になって考えてからにしよう。
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