桜並木道

ただ一緒にいたかった


君のそばに


ただ会えるそれだけで


わたしの心は満たされた



君と出逢った桜並木の向こう側


なんだか


緊張ぎみに、


見上げたのは


自分の名前


教室の


偶然の


斜め前


君の


まだ幼さの残る背中が見えた



一緒にいたい


いつの間にか


そう思うようになった


君と過ごした日々が


すごく幸せだった




君と最後にあったのは


桜並木道をかけぬけた場所


卒業証書をもって、


君に話しかけようとした


でもね


なにもいえなくて


ただ


遠く離れていく


君の広い背中見てた


さよなら


ずっと一緒にいたかった


どうして


別々の道を歩むこと決めたのだろう



ねえ


本当は


君と一緒にいたかった


ねえ


また会える日がくるならば


そのときは


笑顔でいたい







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