《外伝 ANTON》後編
巨漢のドワーフは自身の部屋、と言っても穴倉のようなところだが、外から聞こえる音で目を覚ました。
目を擦り、髭をしごきながらよっこらせと身を起こす。
巨漢のドワーフは機嫌が悪そうだ。眠っているところを起こされたのもそうだが、さっきまで見ていた、思い出したくもない幼少の記憶の夢によるところが大きい。
穴倉から出ると岩壁の廊下を走る仲間を捕まえて何事かと聞く。
「俺ぁも詳しいことは知んねぇけどよ……なんでも人間が来たんだとよ。おまけにそいつは自分が勇者だと言うんだ」
「なにぃ?」
ただでさえ不機嫌な顔がますます険しくなる。
松明の明かりでぼうっと照らし出された坑道内で数人のドワーフたちが槍や斧を手に長老とともに訪問者と対峙していた。
勇者――、訪問者の一行のリーダーはそう名乗った。
勇者と聞いてドワーフたちは身構える。
遙か昔、ドワーフの時間感覚にしてみればたったの数年前だが、勇者を騙る盗賊に甲冑を盗まれた一件により、警戒を厳にしたのは無理からぬことであった。
「お若いの、あんたが真の勇者なら、証はあるんでしょうな?」
長老が杖をついて傍に立つドワーフに支えられながら言う。
盗賊によって負わされた怪我による後遺症で介助がないとまともに立てない。
目前の勇者と名乗る男は背嚢から白銀に輝く盾を取り出し、それを長老に手渡す。
手渡された盾を長老が仔細に眺める。そしてうぅむと唸る。
「これはまことに聖なる盾じゃな。しかし、あんた方には悪いんだが、聖なる鎧はないんじゃ」
勇者一行にどよめきが走る。
「どういうことですか!?」と神官の娘。
「なんやて!?」これはとんがり帽子の魔女。
「じゃ無駄足だったってのかよ!?」いきり立つは黒帯の武闘家。
勇者が長老へ一歩前に進み出る。
「長老、俺たちは魔王を討伐して、世界に平和をもたらすために旅をしているんです。教えてください。聖なる鎧はここにあると聞いて来たんです。なぜ、ないのでしょうか?」
長老が溜息をつく。
「間抜けな話なんだが、勇者を騙る盗賊に騙されて盗まれてしまったんだ……」
面目ねぇと長老が頭を下げる。
「それで、その盗賊は今どこに?」
「あんたらの暦で言うともう百年以上前じゃ。それだけ経っとると、盗賊どもはもうおっ死んじまってるし、鎧の所在もわからなくなってしまっとるでな」
話を聞いた勇者は「そんな……」とがくりと頭を垂れる。長老がドワーフに支えられながら勇者のほうへ歩み寄り、ぷるぷると震える手を勇者の肩に置く。
「じゃが、心配するでない。お若いの。無ければ造ればよいだけのことじゃ」
勇者ががばっと顔を上げる。
「では、聖なる鎧を造ってくれるのですね!?」
うむ、と長老が頷く。
「わしらドワーフの腕を見くびってもらっては困るでな。寸分違わずもう一度造ってみようぞ」
「ありがとうございます!」
勇者が頭を下げた時、一際大きい胴間声が坑道内にびりびりと響く。
「待てぇい! 長老さまが許してもこの俺ぁが許さん!」
巨漢のドワーフがずしずしと勇者の前へ進み出る。
ずいっと髭面の赤ら顔を勇者に向ける。
「勇者だかなんだか知んねぇが、俺ぁはおめぇを勇者と認めねぇ! どうしてもというなら力ずくで俺ぁを倒してみるんだな!」
「おっさん、それなら俺と勝負だ」
武闘家の男が前に出る。
「俺ぁ、まだおっさんと呼ばれる歳じゃねぇ!」
「そんな髭面じゃ、おっさんにしか見えねぇっての!」
ふたりのいざこざを治めたのは長老である。
「もうよい! そこまで言うのなら力比べで証明すればええだけのことだ! 勇者殿、すまぬがこやつと立ち合ってくれんかの?」
長老が巨漢のドワーフをなだめるように肩に手を置く。
「魔王を倒すためにも、ここで証を立ててみます」
勇者が力強く答える。そんな勇者を巨漢のドワーフはふん、と鼻を馬鹿にしたように鳴らす。
「この奥に闘技場がある。そこで勝負だ」
巨漢のドワーフは有無を言わせぬ態度でずしずしと先に闘技場へ向かう。
「なんなん!? あいつ!」とんがり帽子の魔女が悪態をつく。
「勇者殿、気を悪くせんでくだされ。あいつはさっき言っていた盗賊に父を殺されたんじゃ。じゃから、そのことで人間嫌いになっての……」
そこまで話して長老が「ああ、いやいや」と手を振る。
「もちろんあんたら人間がみなそうでないことはわかっとるよ」
奥から巨漢のドワーフが「早くしねぇか!」の声が響いたので会話は中断された。
闘技場は岩をくり抜き、掘り抜いて造られたもので、その暗いなかを松明がちらちらと頼りなく照らす。
「ここは俺ぁたちドワーフが決闘をする時に使う部屋だ」
巨漢のドワーフは岩壁に掛けられた両刃の斧を手にする。
「男同士の真剣勝負だ。負けておっ死んでも文句はあるめぇ?」
じろりと睨むと、勇者は臆することなく鞘から剣を抜く。
「そのつもりでここに来ている」
「話は決まったな」
ドワーフと勇者が相対し、互いに構えるなか、勇者の一行は岩壁を背に見守っている。
一行のひとり、神官の少女が錫杖をぎゅっと握りしめる。
「あ、あの。他に方法はないのでしょうか? 決闘なんて、こんなの間違っていると思います!」
「無駄だ。あのふたりには何を言っても聞かねぇよ。それに、決闘を止めさせるなんて男に取っちゃ不名誉なことなんだ」
黒帯の武闘家、タオが腕を組みながら言う。
「せやで。セシルちゃんは気づいとらんのかもしれんけど、勝負はもう始まってるんやで。ふたりの間にはぴりぴりとした殺気がこもっとるんよ」
聞き慣れない方言で言うのは魔女のライラ。
「そんな……」と神官のセシル。
「俺ぁはこまごましたものとかちまちましたものが苦手だ。だからさっさと
巨漢のドワーフが斧を肩に担ぐように構え、ぬぅう、と力を込める。
「ドワーフ戦斧流、竜頭落としの構えだ。この構えに二の刃はねぇ!」
みしり、と音がしそうな程に構えるドワーフに対し、勇者は剣を中段に構える。
互いに隙を窺いながら睨み合う。と、勇者がつ、と間合いを縮める。
ドワーフは構えたまま動かない。
仕掛けたのはドワーフのほうであった。その切っ掛けは松明がぱちりと爆ぜた音だったか、あるいは誰かのごくりと唾を飲む音であったか定かではないが、ドワーフが闘技場全体に響く声を上げる。
「おおおおおッッ!!」
その巨漢からは予想だにしない動きで間合いを詰めると、担いだように構えた斧を勇者めがけて振り下ろす。
剣で受け止めても剣ごと真っ二つだ!
そう高をくくっていた。だが、勇者は剣で防ぐことも避けることもせず、逆に剣を上段に構える。
斧の刃が勇者の頭上に来たときだ。
ひゅんっと空を切り裂く音がしたかと思うと、ドワーフの持つ斧の刃が消えた。刃はぎゅるると回転し、岩壁に激突してびぃんと小気味よい音を立てる。
勇者の剣先がドワーフの斧の刃の根元を斬り落としたのだ。
このガキ、避けるどころか更に前に踏み込んできやがった……!
「それまで!
長老がそう告げると勇者の仲間から喝采があがる。だが、巨漢のドワーフは納得いかないというように唸る。
「こんなのまぐれだ! もう一度」
「もうよい! おめぇもドワーフの戦士なら戦士らしく潔く負けを認めねぇか!」
長老が嗜めるが、巨漢のドワーフはけっ! と悪態をつくとずしずしと闘技場を後にする。
「旅のお方、あやつの非礼を代わりにこの老体がお詫びしますだ。甲冑をこさえるまでに時間がかかりますんで、宴でも楽しんでくだされ」
その夜、勇者一行はドワーフの坑道の大広間にて数々の料理や酒でもてなしを受けた。
がははとドワーフたちの笑い声が響く。だが、そこにあの巨漢のドワーフはいない。
「おめぇ本当に強ぇんだなぁ。あいつを倒しちまうなんて」
ドワーフのひとりが火酒を手に勇者にくだを巻く。
「馬鹿野郎、そうでなきゃ魔王倒せねぇだろうが」とぼかりと別のドワーフが頭を殴る。
「賑やかですね……」
神官のセシルがひよこ豆のスープを啜る。
「娘っこ、これ呑んでみねぇか?」
ほれ、とセシルに差し出されたのはドワーフの隠し酒の発酵酒だ。
「飲ませたらあかん!」と遮るは魔女のライラ。
「代わりに俺がもらおう」と武闘家のタオが杯を受け取る。
宴は夜遅くまで続き、勇者一行はそのまま酔い潰れた。
最初に目を覚ましたのは勇者だ。がんがんする頭を押さえながらもなんとか立ち上がる。
便所はどこかと坑道内をさまよううちに両開きの重厚な扉の前に着いた。
勇者がなんとはなしに扉に手を触れると、錠がかかってないのか、難なく開いた。
松明が灯されたその薄暗い部屋のなか、中心に鎮座するものがあった。
松明の灯りを受けて鈍く光るは白銀に金で縁取りされた兜、同じく鎧、篭手、具足があった。
それはまさしく混沌の世界に差す希望の光と言ってよかった。
「すげぇ……」
その美しさに勇者は思わず息を呑む。
「気に入りましたかの?」
後ろから長老が声をかける。長老の体を支えているのはあの巨漢のドワーフだ。
「盗まれた甲冑をもとにより動きやすく、より頑丈に拵えてみたのじゃ」
「長老、ありがとうございます! 必ずや魔王を倒してみせます!」
勇者が深々と頭を下げる。長老がひょっひょっひょっと笑うと傍らに立つドワーフの肩に手を掛ける。
「礼ならこやつに言ってくだされ。休まずにこの鎧をこさえましたからの」
たった一晩でこの甲冑を拵えるのはさすがドワーフと言ったところか。
巨漢のドワーフがふんと鼻を鳴らす。
「言っとくが、俺ぁはおめぇをまだ勇者と認めたわけじゃねぇかんな。戦士として筋を通しただけだ」
長老がこれこれ、そう言うものではないと嗜める。
「勇者殿、すまぬが旅にこやつを一緒に連れて行っていただけまいか? この馬鹿は一度外の世界に出たほうが勉強になりますでな……どうかこの老い先短い老いぼれの願いを聞き届けてくだされ」
「長老! 俺ぁが人間は好かんことを知っとるはずだ! なぜ人間の世界に飛び出すようなことを」
ぱんっと乾いた音が響く。長老が巨漢のドワーフの頬を平手打ちしたのだ。
「おめぇはいつまで昔のことを引きずっとるんだ! 人間の女じゃあるめぇし! いいかげん大人になれ!」
ぐぅうと巨漢のドワーフが唸る。が、堪忍したようにか細く「わかった……」とぽつりと答える。
翌朝、勇者一行はドワーフの坑道の出入口で長老はじめドワーフたちに迎えられながら旅立とうとしていた。
朝日を受けて勇者の甲冑がなお輝きを増している。
「あんたら方に大地の精霊の守りがあらんことを」
長老が支えられながら手をゆるゆると振る。
「長老、みなさん、大変お世話になりました」
勇者とその一行がぺこりと頭を下げる。ただひとりを除いて。
「ふん、さっさと行くぞ」
巨漢のドワーフがくるりと踵を返すと先にすたすたと歩いて行く。
「けったくそ悪いわ。ほんま」
ライラが方言で悪態をつく。
「ちょっと、ライラさん。聞こえますよ」
セシルが嗜めるが、ライラはぷいっとそっぽを向く。
「それよかどうだ? 鎧の具合は」
タオが勇者の甲冑を指さして言う。
「見た目と違って動きやすいし、まるであつらえたようにピッタリって感じかな」
勇者が着心地を伝えると、ドワーフがまたふん、と鼻を鳴らす。
「俺ぁたちドワーフの鍛冶の腕を見くびってもらっちゃ困る」
くるりと髭面の顔を向ける。
「それよりおめぇらはどこへ向かうつもりなんだ?」
これに勇者が答える。
「噂で聞いたんだけど、次に手に入れる聖剣はここから先の、海を越えたところにあるらしいんだ。だから港町へ向かおうかと」
「港町だな。悪いが、俺ぁはおめぇらとは付き合いきれねぇ。町に着いたらそこでおさらばだ」
「ちょっと! あんたなに勝手なこと言うとんの!?」
「ここまで来てそれはねぇだろ! おっさん!」
「じゃかあしい! 俺ぁは俺ぁで勝手にやらせてもらう! それと俺ぁはまだおっさんじゃねぇ!」
セシルはあたふたと止めようとするが、気迫に押されて動けない。
ドワーフと仲間とのいざこざを勇者が抑える。
「わかった。港町に着いたらそこで別れよう。けど、それまでは俺たちの仲間だ」
ドワーフがけっ! と悪態をつき、「それまでは我慢しといてやる」と吐き捨てる。
背中で文句が聞こえる。だが、構うもんか。港町に着くまでの辛抱だ。
そうとも。人間の世界に飛び出す必要などねぇ。明かりなぞ蝋燭や松明で十分。坑内もなんだってある。水晶、岩鉄、運が良けりゃ金銀財宝を掘り当てて一攫千金も夢じゃねぇ。
勇者どもと魔物を斬り倒しながらいつの間にかローテン王国とかいうえらく贅沢な国に着いたはいいが、どうも様子がおかしい。王宮も城下町もどんよりとしけてやがる。
そこの王女によれば、なんでも魔物に音楽の音を奪われて悲しみに打ちひしがれてるときたもんだ。
俺ぁはさっさとこの人間どもとおさらばしてぇのに、勇者のやつ軽く引き受けやがった。
まぁいい。これも港町に着くまでの辛抱だ。
やっと魔物を倒して王宮に戻ったら音を取り戻してくれたお礼にと、見たこともねぇ食材のご馳走を食わせてくれた。おまけに美味い酒も飲み放題ときてる!
たまにはこういうのもいいかもしんねぇが、どうもここは広すぎて肌に合わねぇ。ドワーフは狭い部屋を好むものと相場が決まってる。
無駄に広い風呂でひとっ風呂浴びて柔らかいベッドでおねんねして、翌朝は王女たちに別れを告げて、やっと港町に向かう。
これでこいつら人間どもとおさらばだ。
空をカモメがぎゃあぎゃあと鳴きながら羽ばたき、その下には白い漆喰の壁と空のように青い円屋根の家々が並ぶ町が広がっている。
ローテン王国を後にしてようやく勇者一行は港町に辿り着いた。
「やっと着いたな」
勇者が潮風を顔に受けながら言う。
「だな。これでおめぇらと別れると思うとせいせいするぜ」
「それはウチも同じや!」
「一度立ち合ってみたかったぜ」
「あ、あの、短い間でしたがお世話になりました」
仲間たちがそれぞれ別れの言葉を口にする。
「じゃあ、これでお別れだな。縁があったらまた会おう!」
最後に勇者が別れを告げると、一同くるりと踵を返して船着場へと向かう。
ひとり残ったドワーフはふん、と鼻を鳴らす。
さて、どうしたものかと思案に暮れていると、潮騒とともに海の香りがドワーフの鼻腔をくすぐる。
坑道では嗅いだことのない、生臭い匂いだ。
ドワーフは匂いにつられるように浜のほうへと歩く。
白い家々の路地を抜け、潮風が強く吹いてきたかと思うといつの間にか浜辺まで来ていた。
太陽の光が
いずれもドワーフの住処、もとい山中では見られない光景だ。そして、遙か彼方の水平線がどこまでも広がっている。
空と海の曖昧な境界線、それがこの世界の果てのようにも感じられた。
ぼとり。
砂浜に斧が落ちる。ドワーフは生まれて初めて見る海というものに胸を叩かれたような感触を覚える。
ドワーフの目から一筋の涙が零れる。
これが、オヤジの言っていた海。どこまでも行っても蒼い……
でも、あの海の向こうにはまだまだ俺ぁの知らない大地がある……。
ふと勇者が聖剣を探す旅に出ている話を思い出す。
あいつはなんて言ってた? あの海の向こうに聖剣があると言ってたか?
そこまで思い至った途端、ドワーフは一目散に走り出していた。
勇者一行はまだ船着場にいた。がむしゃらに走ってきて、ぜぇぜぇと喘ぐドワーフを一行は何事かと見る。
最初に口を開いたのはライラだ。
「またあんたなん!? そんなに息せき切ってどないしたん?」
ドワーフが何か言おうとするが、まだ呼吸が整ってない。
「そ、その……虫の良い話、かもしんねぇが、その、俺ぁもあんたらの、旅に一緒に連れて行ってくれねぇか?」
この通りだと頭を下げる。
「ほんまにそれこそ虫の良い話や! さんざんウチらを馬鹿にして、挙げ句の果てには一緒に旅をしたいって!?」
「今さらそんなこと言われても困るぜ、おっさん」とタオ。
次の瞬間、ドワーフががばっと土下座する。
「今までの非礼は謝る! どうか、どうか俺ぁも連れてってくれ! 俺ぁは生まれてこのかた、外の世界に出たことがねぇし、海を見たのも今日が初めてなんだ。だから、俺ぁはおめぇらと一緒に、旅して、外の世界を見てぇんだ」
「勇者様、どうしましょうか?」
セシルが勇者を見る。
勇者がずいっと前に出る。土下座しているドワーフに手を差し伸べる。
「縁があったみたいだな。長い旅になるけどそれでもいいなら、ついてきてくれるか?」
「あ、ありがてぇ!」
差し出された手をドワーフのごつごつした手が握りしめる。
そして、やおらすっくと直立不動で立つ。
「このドワーフの戦士アントン、地の果てまでもおめぇらについていくぜ!」
アントンと名乗ったドワーフは斧をずしりと担ぐ。
こうして最後の仲間、アントンが旅の一行に加わった。
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