ある下り坂の一コマ

夏は好きだった。


適度に湿っていて、


日が当たらず、


ひんやりとした下り坂。


一際涼しい風を受け走った自転車。



今は少し考え物だ。


そろそろこの涼しさはいらない。


冬場、どれほど僕を寒がらせるか。


又は何かの比喩か。

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