第108話【恐怖!!でぶ妖精ほいほい!!】
でぶ妖精型の建物の一つに入ってみるとそこには御饅頭が置いて有り
その周りには沢山のでぶ妖精達がうねうねしていた。
「にょー」
「にょー助けてー」
「何だこれは・・・」
「変な連中が置いて行ったでぶ妖精ほいほいだよ!!ぷんすか!!」
「でぶ妖精ほいほい?」
「美味しそうな御饅頭ででぶ妖精達を引き寄せて
ねばねばで捕まえる仕掛けだよ!!ぷんすか!!
にょー!!」
ぷんすか怒っているでぶ妖精もほいほいに捕まる。
「助けてー」
「いや、お前は仕掛けを知っているのに何故嵌る・・・とりあえずでぶ妖精達を助けるか」
「そうだな・・・」
「うん」
ハック達はでぶ妖精を助ける事にした。
とりあえずでぶ妖精を引っ張ってみた。
「にょ~~~~~~~~~~~~~!!」
「すっごい伸びるなぁ・・・」
(/ω\ )位伸ばした時点で
とりあえず引っ張ると言う選択肢は
無しと言う事になった。
「でぶ妖精伸び過ぎだろ・・・」
「助けて―」
「うーむ・・・如何すれば良いんだろう」
「こういうねばねばには小麦粉と油で何とかなるって聞いた事が有るな」
「本当ですかヴェンデスさん」
「でも持ってるの?」
「お向かいさんから借りて来てー」
お向かいのでぶ妖精型の建物の住民の
でぶ妖精が小麦粉とサラダ油を貸してくれた。
ねばねばに小麦粉をかけるとねばねばが落ち着いてでぶ妖精達もつるりと取れる様になった。
サラダ油ででぶ妖精達の体のねばねばをふき取る。
「ありがとーもぐもぐー・・・うっ!!」
御饅頭に手が届いたでぶ妖精の一匹が御饅頭を食べると体を震わせた。
「この味はフグ毒・・・!!」
「何だと!?大丈夫か!?」
「甘いものを期待していただけにショックは計り知れない・・・がくっ」
「おでぶちゃーん!!」
「でぶ妖精には毒は効かないので、ショックで倒れただけだろ」
ヴェンデスの冷静なツッコミ。
そしてでぶ妖精ほいほいを何とか脱出出来たでぶ妖精達。
「ありがとー御礼にこのでぶ妖精まんをあげるー」
「何だコレ」
でぶ妖精の様な顔が描かれた中華まんを受け取るヴェンデス達。
一口食べてみると皮ばかりで中身が無い。
「・・・・・うーん、なんだかなぁ・・・」
「ぷんすか!!じゃあ次に行こう!!」
「お前引っかかったの忘れてないからな」
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