第70話【作戦会議】
「こーらー放しなさいー」
「いやにょー」
キンが目を離した隙にキンの買ったマシュマロの取り合いをするキンとでぶ妖精。
マシュマロの引っ張り合いを行っているにも関わらず
マシュマロが原型を留めて居るので高価なマシュマロだと言う事が容易に想像が付く。
「こら、人のマシュマロを取っちゃ駄目だろ」
「にょー・・・」
でぶ妖精をつまむハック。
「全く・・・」
もっきゅもっきゅとマシュマロを食べるキン。
「自分の頭よりデカイマシュマロなんか喰ったら太るぞ」
「妖精は太らない」
「でぶ妖精と言う妖精が目の前にいるにょー」
「妖精ん中じゃでぶ妖精は妖精って認めてないから」
「しょんにゃあー」
「はは・・・じゃあ明日の行動を決めましょうか」
「とりあえず朝ごはん食べるにょー」
「おでぶちゃんは黙ってて」
「にょー・・・」
でぶ妖精と戯れながら明日の行動を決める4人。(/ω\)
とでぶ妖精。
「とりあえず俺は朝方貧民街に行ってみたいと思う」
「キョク、その心は?」
「クハル爺さんの言っていたせむし男が居るか如何かの確認だな」
「ふむ、じゃあ私はー・・・そうね図書館に行ってみようかしら」
「何で図書館なんじゃ?」
「この街で言っていない場所はローブが通っていた学院に彼の出身の孤児院
そして教会、現地ギルド、病院、後は公園に高台、高台は夕方に行くとして除外
現地ギルドも機能がマヒしているならば行かなくて良い
図書館以外の場所には子供が良そうじゃない?
そんな所に私みたいな妖精が行ったら騒ぎになりかねない」
「図書館にも居そうな気がするがそれを言うとキンが何処にも行けなくなりそうだし黙っておくよ」
「喋ってるけどね」
「じゃあ俺はおでぶちゃんと学院と孤児院を回って来ますよ」
「がんばるにょー」
「じゃあ儂は教会にでも行ってみるかの」
「そして夕方は全員で高台に行く、で良いな?」
「儂一人でも良いんだが・・・」
「目の前から消えたとなると魔法使いの可能性が高い、一人だけじゃ危険だ」
「それもそうじゃのう・・・」
「うーん私は戦えないからなぁちょっと不安」
「まぁキンは目晦まし位にはなるだろ」
「そりゃあそうだけども・・・」
そんなこんなを喋りながら夜は更けて行き各々床に着いたのだった。
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