137日目

で、ついにかつてルメラと出会った場所に戻ってきた…といっても、正直、場所のことはよく覚えていない。ルメラの第一印象が強すぎて、場所のことまでよく覚えていなかったのだ。「…リオナ、ここで良かったんだっけ?」俺がリオナに聞いても、なぜかリオナは一点を見つめて突っ立っている。「リオナ?」「…ああ。おそらくここで大丈夫だろう」「え?なんでわかるの?」俺がそう言うとリオナは腕を上げ、一点を指差す。その指差す先に、俺は目を移すと…看板がある。しかも、かなり目立つ白地に黒い文字で「キシュヘン、承ります」と…むしろ、どうして以前ここに来た時に看板に気づかなかったのだろうか…

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