127日目
その後、ホミアは満足そうに笑いながら、飛び立って行ってしまった。最後に言ったのは「今日はこれくらいで許してあげるけど、次はもっとバズるために殺しちゃうかもね」…どういうことだ?ホミアのスマホは破壊されたんじゃなかったのか?「…ナナシ…生きてるか?」と、先程まで倒れていたリオナが起き上がった。「リオナ…大丈夫なの?」リオナは小さく頷く。「…私も見た。ホミアはスマホ、持ってたよな?」「…魔物がスマホを持っているって、知ってた?」リオナは首を横にふる。いや、実際、俺も初めて知ったのだが…「とにかく、ルメラを…」リオナのその言葉で俺達は慌てて洞窟に駆け込んだのだった。
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