125日目

意味不明なメッセージは放っておいた…というか、かまっている場合ではなかった。結局、俺もリオナも一旦洞窟から出て森に戻ってきている。なぜかといえば…ホミアが予想以上に強かったからだ。俺達の知っているホミアはリオナの剣を片手で受け止めないし、俺のことを思いっきり蹴りで吹き飛ばしたりしない。(おかげで肋骨が折れた感じがする)「…ナナシ。どうする?」リオナも不安そうに俺に訊ねる。どうするもなにも…未だにルメラは洞窟の中だ。救出しなければならない。と思っていた矢先だった。「おーい。ナナシ、リオナ。出てきなって」…どうやら、洞窟から出てきたらしく、呑気なホミアの声が聞こえてきたのだった。

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