104日目
「で、ウチらだけで依頼を受けるってことでいいわけ?」結局、リオナとルメラは完全に怒ってしまっているようで、弁明もさせてもらえなかった。「…何?アンタももしかして、ウチのこと見捨てようとしてるわけ?」「え?いや、見捨てようとはしてないけど…」「じゃあさ!ウチとアイツら二人、どっちが大事なの?」「…皆、俺にとっては大切だよ」俺がそう言うとホミアは呆れ顔で肩を竦める。「アンタ、この世界に来る前、モテなかったでしょ?」「へ?いや、覚えてないけど…」「絶対モテなかったって。わかるの。とにかく、ウチラだけでもヒメヨの依頼、受けるからね!」なぜか怒ったようにそう言いながらホミアも部屋を出ていったのだった。
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