90日目

「…だって、おかしいじゃないですか」次の日の夜。俺はルメラと話していた。ルメラはどうしても、ホミアのことを許せないようである。「いや、まぁ、ルメラの言うこともわかるんだが…ホミアも反省していたわけだし、許してあげないか?」「…ナナシさんは、ホミアさんの味方なんですか?」責めるような目つきで、ルメラは俺のことを見る。「そういうわけじゃないんだが…一応、一緒にここまで旅してきただろ?」「ええ。あの人、まったく役に立ってないですけどね」ルメラはまるで取り付く島もないという感じである。この感じだと説得するのはかなり骨が折れそうだ。とりあえず、明日はホミアとも話してみることにしよう。

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