89日目
夜。今日も相変わらずの依頼を受け、代わり映えのしない一日であった。そんな折、誰かが俺の宿屋のドアを叩く。「ナナシ、いいか?」リオナの声だった。俺は扉を開ける。リオナは辛辣そうな表情だった。「どうしたの?」「…その、ルメラとホミアなんだが…アイツらと一人ずつ話してきたんだ。ルメラの方はホミアのことを許せないと怒っているし、ホミアの方は申し訳なさすぎて消えてしまいと言ってる。その、私が話してもあまり埒が明かない感じなんだ」リオナは困り顔でそう言う。つまり…俺が話してくれとリオナは言いたいのだろう…というか、ここまでリオナにさせておいて何もしないわけにはいかない。明日、とりあえず、ルメラと話そう。
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