扉がひとつ閉じる度に。神様は別の扉を用意して下さる。映画のフライドグリーントマトに出て来る台詞です。物語ではない現実で、私たちは子供の時から何かを失い続けます。それは喪失感や思い出として残るかも。しかしそれを何かで埋めても。ぴったりとは埋まらない。失くしたものと同じでなければ。同じものであれば隙間は出来ないし。ましてそれで埋めたりしない。人が大人になって。ある人は気づく。もしくは見つける。埋めるのではなく。満たすのだと。リーゼの将来の夢。それはまだ彼女の手に余るものかも。それでも。その言葉。一生寄り添える。向き合って困難さえ乗り越えて行ける。そんな贈り物をルイスと作者さんは彼女にくれました。本当に素敵なお話です。ありがとうございますm(_ _)m🍀
作者からの返信
とても興味深いお話を聞かせてくださってありがとうございます。
映画や様々なことにお詳しい六葉さんの読解は、物語を書く時の新しい気づきをくださいます(,,>᎑<,,)
「子供の時から何かを失い続ける」って素敵な表現ですね。常に満タンな器にはもう何も入れられない。失い続けるからこそ、新しいものを入られれるのではないか……そんなことを思いました。
ルイスはリーゼに勉強をして欲しいよりも、その新しく満たすもので心を満たしてほしい、わかりやすくいうと遊びでも勉強でも趣味でもなんでも「経験」を積んで欲しいのではないかな……と、自分の作品ながら考えました(*ˊᗜˋ*)
こちらこそ、ありがとうございます。そんな風に言っていただけて、とても嬉しいです!✨
編集済
子供にとっては、未来なんて、せいぜい明日のことなんじゃないですかね。
数年後、十数年後の自分なんて想像することも出来ない。だから、将来何をしたいとか、何になりたいなんて、まだ今は何も考えられない。
でも、だからこそ、ルイス先生は、今のうちに、一生懸命リーゼ自身に考えるクセを付けさせようとしてるんじゃないでしょうか!?
作者からの返信
きっと、そうなんでしょうね。六歳となると大人とはだいぶん時間の感覚が違うでしょうね……。
私も子供の頃に将来の夢を聞かれて、一応は「動物園の飼育係」とか答えてましたけど、そんな未来は永遠に来ないように遠く感じていてリアルではなかったというか……。
大人になるなんて「ドラクエの世界なら魔法使いになりたい」くらいのファンタジーでした(笑)
ルイスは、リーゼの将来に対して思うところがあるみたいですね。リーゼの望みを聞きたがっていて、それを後押ししたいと考えているようです。
少しずつ考えるくせがついていけば、いずれは理想の未来の自分像を描けるようになるのでしょうかね……?
ご感想を誠にありがとうございました!(*ˊᗜˋ*)