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これがパルムへのお手紙ならば。思いのたけを手紙に綴れたら。きっとよろこぶでしょうね。しかし私も他の誰かも思いを上手く伝える術も言葉も覚束ない。それでもお互いを思い合う心は残る。それが彼女にとって私たち読者にとって。どれほどうれしいことか、前話を読みながら「心は残るんだよ」そう思っていた言葉を彼女が口にしてくれて。本当にうれしかったです。
作者からの返信
子どもの頃って、なかなか自分の感情を論理的に整理することができなくて、なんとなくがーっと悲しかったり怒ったり笑ったり、ごちゃっとした気持ちの中で生きていたような気がします。
大人になって、自分の想いを文章にまとめて誰かに伝えられることは、なんて幸せなんだろうと思います✨
「たいせつなもの」とはなにか……という問いに、リーゼが「心」と答えを出すことができました。
ここから、物事が良い方に変わってくれると良いのですが(∩ˊᵕˋ∩)・*
リーゼもやっと気が付いたのですね!
パルムはもふもふの猫だから好きなんじゃない。パルムのリーゼを大切に思ってくれる心が好きなんだ、と。うさぎのヌイグルミとは違う、心の有る猫だから。
お母さんが亡くなって、妄想の世界に、現実から逃げていたリーゼを、魔法の猫という形で現実の世界に引き戻してくれたパルム。
たとえ猫じゃなくたって、外見がどんなに変わっても、パルムの心は変わらないんだと、リーゼが自分で考えて導けた!
作者からの返信
やっと……という感じです( ´ᵕ`* )
リーゼの心の中で、かわいいお友達の姿が変わってしまうことをどう捉えるのか……まだ6年ほどしか生きていなくて、そんな経験の少ない子供の心は、きっとごちゃごちゃぐちゃぐちゃになってしまっていたと思います。
ぬまちゃんさんがおっしゃってくださったように、パルムは他のぬいぐるみとはちがう。彼は、心の弱ったリーゼロッテをずっと励まし続けてくれていた。パルムには心があるから。
このとても大切なことに、手遅れになる前に気づいてくれてよかったです(。☌ᴗ☌。)
外見が変わっても心は変らない……それだけのことがリーゼにとっては理解するのが難しいことで、でもたくさん悩んだ分、これからはどんな姿であってもパルムのことを大事にするのかなと思います。
ご感想をまことにありがとうございました!
胸がいっぱいになりました……
リーゼロッテはパルムを愛していた。ふわふわのぬいぐるみの可愛いすがたをしたパルムのことを。でも、ふわふわだから、かわいいから、愛していた、わけではない……ちゃんと彼女をみて、彼女の声を聴いて、彼女のきもちをわかってくれるパルムのこころを愛していたんですね。
私も子どもの頃から、ぬいぐるみが好きでした。あの頃、いちばんの友達はいつだって、ふわふわの愛らしいぬいぐるみたちで……いまはすっかりよごれて、ふわふわでもなくなってしまいましたが、ずっとたいせつにおもっています。
そんなことを想いながら拝読させていただきました。ゆっくりと楽しませていただきますね。
作者からの返信
とても嬉しいご感想に、私のほうこそ胸がいっぱいになりました……!
最初はふわふわの愛らしさに心ひかれたのですが、いっしょにかさねてきた時間がパルムをかけがえのない存在としてくれたことに気づいたみたいです。
夢見がちなリーゼロッテの心を、パルムがまるごと認めて、いっしょに幻想を楽しんでくれたことが、とても嬉しかったのでしょうね。
龍さんもぬいぐるみがお好きだったのですね!(*ˊᗜˋ*)
いまでも大切にしていらっしゃるのなんて素敵ですね✨
私も幼いころからぬいぐるみが大好きで、特に親からもらったペンギンのぬいぐるみを大事にして、いつも抱えて回っていました。
あまりにボロボロになったのでこっそり捨てられてしまって、新しいペンギンのぬいぐるみをもらったのですが、何十年たっても真っ先に思い出すのはあの最初にうちに来てくれた子です。
あたたかなお言葉を頂いて、本当にこのお話を書いてよかった、公開してよかったって思いました。
ご感想を誠にありがとうございました。