公募に出してみた
10月にひとつ、この名前で作品を公募に出しました。
12月下旬が一時通過の発表ということをふと思いだし、ちょっとどきどきしてきました。
結果についてはこのエッセイ本文に加筆する形でお知らせする予定です。
web小説を書きながら公募にもばんばん応募するというバイタリティのある方がたくさんいらして驚かされるばかりですが、砂村は年にひとつ書いて出すのが精いっぱいでした。
数ある公募の中でこの賞にこだわったのには理由があります。
もうずいぶん前にこの世から去った先輩が、生前にこの賞の一次選考に残ったことがありました。
先輩の悲願を自分が代わりに果たせたら、とひそかに願っていたりします。
わたしが今こんな名前でやっていることを、彼女は知る由もないですが。
我ながら俗っぽくて嫌になりますが、カクヨムの他にも活動の場を広げ(主に別名義)、あれこれ書いたり出したりなんだりかんだりラジ……しているうちに、手元には書きかけの作品がわんさと溜まってしまいました。
脳内で形を取り始めているものを合わせたら相当な数になりそうです。
生きている間に、これらにちゃんと命を吹きこみ、形を与え、姿を整えて世に送りだすことができるんでしょうか。
わたしは自分の中に生まれた物語たちと真摯に向かい合っていると言えるんでしょうか。
なんだか自信がありません。
選考委員の求めるイメージに沿いながら自分の書きたいように書き、規定文字数を満たして体裁を整え、〆切までに応募を完了するというのは、自己抑制や管理能力が問われるタスクだと思うのです。
だから、何本も公募に出せるひと、本当にすごい。尊敬します。
短編やエッセイなど、短い字数で気軽にぽんと参加できる楽しいコンテストが、webの世界にはあふれかえっています。
それはそれで大変価値あるものです。新たな読者や書き手仲間を作るきっかけにもなりますし、自分の可能性を広げてくれます。
ただやっぱり文壇に挑戦したいという気持ちをくすぶらせているのなら、飛距離の長い目標設定をしてストイックに向かってゆきたいものですね。
はい、自戒。
100%純粋な自戒でした。
【結果報告】
残念なことに、一次通過なりませんでした。
先輩、ごめんなさい。
別のフィールドで飛躍します。
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