クロノスとアメリア~沈まない月と傾国の歌姫~

作者 こふる

呪いのように——祈りのように。わたしがきみに希う想いは、ただひとつ。

  • ★★★ Excellent!!!

昼は黒猫、夜は青年の姿という呪いを身に受けた青年・クロノスと、おっとりマイペースでありながらもその内に深い闇を抱く少女・アメリア。二人をつなぐ絆をコミカルに描きつつ、魔法と王家に関わる事件を軸に二人の過去に迫る、異世界恋愛ファンタジーです。
メイン二人だけでなく、出てくるキャラは誰もがみな個性的。

二人が住み込みで働く『バー黒猫』での日々から始まる物語は、とある令嬢と騎士をドラゴンから助ける、という事件を切っ掛けに大きく動き出します。
失踪した第一王子、婚約者の貴族令嬢、護衛の青年騎士。それぞれの思惑は、そして事件の背後に横たわる真相とは——?

個人的に一番の魅力はキャラ同士の掛け合いだと思うのですが、多少の荒さを感じつつもつい読み進めてしまう緊迫感あふれるストーリー展開も、たいそう楽しめるものとなっています。
最後まで読んだのちにはきっと、二人のこれからを応援したくなっているに違いありません。
ファンタジー要素あふれる王宮の陰謀劇や、猫や魔物やドラゴンがお好きな方はぜひ、読んでみてください。

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