第101回:結末を決めておくと……

・今回のテーマ

さっくり終了系+事前予約です。作品には必ずと言っていいほどの「始まり」があって「終わり」がありますよね。出版社による打ち切りエンド、大人の事情打ち切り等でも「終わり」には変わりありません。


日常作品(きらら系)では、特に結末を決めるというのは難しいですが、どうしても決めておかないといけません。そうしないと、エンドレスになって話の収拾が付かなくなってしまうからです。主人公が新連載の主人公とバトンタッチして終わるという物でも構わないでしょうが、それは次の作品が確約されている等の別事例になってしまうので、今回は取り扱いません。


これがミステリーとかサスペンスであればどうでしょう? ある一つの事件が発生、犯人の手掛かりを探す、犯人を遂に発見して逮捕、犯人が事件を起こした動機を語って終わります。おそらくは、一番分かりやすい「始まり」と「終わり」が一目で分かる事例ですね。起承転結と言う意味でも、おそらくは……。


話の結末は「終わりに近づいてから決める」では、話がぐだぐだになってしまって読者が減る可能性もありますし、エタる(もしくは打ち切り)危険性もあるでしょう。プロットで軽めの結末(主人公がゲームで1位になる、英雄になる等)で構いませんので、それを決めてから本編を書きすすめる事をお勧めします。

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