第99回:横道にそれる
・今回のテーマ
ズバリ、表題です。あっさり終わる系です。
ドラゴンクエストⅣをプレイした方で、カジノをプレイしたと言う人はいるでしょうか? ドラクエのカジノ自体は本編ストーリーには特に関係なくさらりと触れられる程度だったと思います。カジノのコインで交換出来るアイテムもあれば便利、なくても話は進むタイプだったような……。
似たようなケースではグランブルーファンタジーにもカジノはあります。それに加えてアーカルムというソロプレイ前提なステージもあります。しかし、それらはプレイしなくても本筋のストーリーには影響しません。アーカルムは素材とか強力な召喚石を手に入れたりする為にプレイするのがメインでしょう。
小説の場合、こうした本筋には関与しない施設等は描かれるでしょうか? 漫画やアニメの様な映像にする必要性がある場合に限って描かれます。それは舞台が異世界でも同じです。メインとなるエリア以外は真っ白という世界自体があり得ないでしょう。メタフィクション的な世界をのぞいて。
小説の場合、舞台となる場所と必要最低限の物以外は描く必要性はないと言いますが、メディアミックス化するとどうしてもそれだけでは無理が生じます。
それらの設定はどうするのか? 設定の詰め込み過ぎは良くないとは以前に言いましたし、設定を作らなさすぎるのも問題だというのも言いました。読者に二次創作させて補完させるようなケースと言うのは、まず小説でも聞かれません。フロム脳に代表されるプレイヤーに内容を補完させるパターンもありますが、一部の読者からは結末を求めるような声も出るでしょう。
要するに、小説で横道にそれると本編が中途半端になった際、大変な事になる可能性がある事です。本編をきちんと完結させ、それから気になる未完結要素がある場合に限って外伝等を展開する……それが理想形でしょうか。
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