第93回:削り過ぎても伝わらない
・今回のテーマ
大根おろしを作ろうと勢いよくおろしていたら……作り過ぎた。あるあるですよね。鉛筆削りで鉛筆を削るはずが、勢い余って……これもあるあるですよね。
今回のテーマはそれです。あっさり終了系が続きます。
必要最低限の説明は必要である事は既に言及済みですが、あまりにも不要だからと言って削り過ぎると「??」となります。削ってはいけないのは、どういう物でしょうか。
時代設定(西暦など)はファンタジーであれば削れます。「関ヶ原の戦い」が題材であれば、その前後に起きた出来事と予測して「あの年代なのか」と認識するかもしれません。しかし、現代物だとどうでしょう?
第2次世界大戦後、平成の始まり、平成の終わり……という大雑把な時代でイメージできる要素はあるでしょうか? 第2次世界大戦後であれば歴史の授業で学ぶような部分であれば、何となくイメージは出来るでしょう。しかし、教科書を片手にラノベを読む人はSレア位の確立になる可能性が高いです。
ゲームをプレイするのに攻略本を片手、もしくは攻略サイトを立ち上げつつプレイするプレイヤーはRPG等であれば人数は増えますが、格闘ゲーム等の対戦物では見ている隙に負ける可能性も否定できません。
なので、「自分は知っている。他の人も知っているだろう」と決めつけないで説明する事が重要なのです。それを踏まえれば、何処を削るのか分かるはずでしょう。
2時間ドラマの様なサスペンスやミステリー等では、テレビで殺人事件のニュースがあって、それが被害者の名前を知ったり事件のカギになったりする事もあります。しかし、日常ものや学園ラブコメで必要な出来事でしょうか? これに関しては以前にも言及しましたが、蛇足となりそうなネタは重要な物でない限りは描写しない事をお勧めします。
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