第77回:正義のヒーロー、始めます

・今回のテーマ

数回にわたって、今度は『ヒーロー物』に関しての創作ノウハウを色々と語ろうと思います。


ごく当たり前の解説では他の方の創作論と大差がないので、桜崎流で語ります。


とりあえず、人数、ヒーローの職業、ヒーローの価値の全3回でやろうかと思いますが……どう考えても、現在進行中のプロットネタですよね。


・ヒーローの人数

基本は1人~複数になるでしょうか。やろうと思えば誰もがヒーローになれるという事で、汎用スーツで戦うヒーローもいます。


1人だと宇宙刑事シリーズ、ウルトラマン、その他のソロヒーロー系が該当するでしょう。宇宙刑事だと主人公しか変身できない、主人公のサポートヒロイン等の要素はありますよね。ウルトラマンは今でこそウルトラファミリーやウルトラ兄弟と言った複数人要素がありますが、最初は初代から途中までは怪獣とは1対1で戦っていました。


複数単位(2人以上)で言えば、バイクロッサーに代表される兄弟ヒーローやTIGER&BUNNYのようなバディ物、3人以上となるとスーパー戦隊がメインですが、超者ライディーンやアムドライバーのようなヒーローもいます。


複数人だと全員が味方同士で連携する様な物もあれば、仮面ライダー龍騎みたいにバトルロイヤル的な自分以外はすべて敵な作品も。


人数が増えれば増えるほど、キャラクターの当番回やキャラの掘り下げ等を行う必要性も出るでしょう。モブヒーローが多数出てきて、メインはヒーローチーム内のメンバーのみにスポットライトを当てる方式もありですが、ヒーローの存在する理由を説明する必要性は出るでしょう。


例えば、ワンパンマンのようにヒーロー協会があってそこに所属している、アムドライバーではバグシーンの出現で現代兵器が歯が立たず、アムドライバーが唯一のバグシーンへの対抗手段である……と言うように。


人数に関しては「自分が登場人物として想定している人数」というのがベターなのかもしれません。なお、敵(ヴィラン)を必ず出さなければいけないという必要性はないでしょう。ぶっちゃけ過ぎですが……敵がいなくなった世界で価値を求められるヒーローという作品もありますよね?

(これが「救う系」と若干違う要素でしょう)


次回はヒーローの職業です。必ずしも表の職業もヒーローである必要性がないのは、明らかでしょう。ヒーローとヴィランのバトルが日常茶飯事なバトル物でもない限りは……普段の職業が違っても問題はないので。

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