第71回:サバじゃねぇ!

・今日のテーマ

さっくり終わります。こぼれ話形式だと、個別に読むには不便だったのでこう言う形式にしようかと。


タイトルに関しては、ある特撮番組における一言です。しかし、テーマをそのままにしても伝わらないので、こうしました。予定していたタイトルは「伝言ゲーム」です。


・タイトルについて

特撮番組「超光戦士シャンゼリオン」における一幕で、主人公がシャンバイザーと言うアイテムを落としてしまいます。近くにいる王国の人に拾ってもらおうとしますが……彼には日本語が通じません。そこで、通訳を通してシャンバイザーを拾ってほしいと伝言ゲームの末に伝えるのですが……。


その結果があの台詞に繋がります。拾って来たのはシャンバイザーではなく、サバだったのです。彼は一言「サバじゃねぇ!」と。


……小説でもありますよね。特定の描写とかで、伝えようとしても間違って伝わったり、本来の訴えたいテーマが間違って伝わるとか。SNS時代、こう言う事は作者が想定していないような部分でも伝わってしまいます。メディアミックス化すると、それが顕著になってしまうかもしれません。

(メディアミックス自体、こう言う事を想定して作者が他の媒体への展開を拒否するケースもゼロではないのですが……そう言う事もレアケースです)


こればかりは読者にも小説を読む際に「SNS炎上等の行為を絶対に行わないでください」と注意書きを加えるのは簡単ですが、小説を読むのに細かく注意されるのも何だか違いますよね。交通安全のルール冊子とかではないのですから。あくまでも純粋に楽しみたいと考える人には不便でしょう。

(ホビーアニメだと、「ベイブレードは正しく遊びましょう」とか表示されたりもしますが、これは別ケース)


小説はあくまでもフィクションであり、ノンフィクションではない……これを改めて知る事が大切です。そうすれば、作者と読者の間で起こるSNS炎上等も防げるのかもしれません。

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