第54回:現代を舞台にしても工夫をすれば……
・今回のテーマ
今回から数回ほどは異世界向けではなく、現代を舞台とした作品向けの講座を集中的に行おうと思います。
本日は舞台についてです。最初から異世界にすると、それこそ自分で設定を作ってくことになりますが、何処まで作りこむ必要があると思いますか?
最低でも、主人公が訪れるであろうエリアはフォローしないといけません。更に言えば、長編になるとそれだけ舞台が増える可能性も否定できないでしょう。
(箱庭タイプの狭い舞台にする場合は別)
現代だと、舞台が日本の場合は皆さんも見た事はありますよね? 社会の授業で日本地図を見たり、地理や歴史も勉強したでしょう。そこからの知識だけで不足をしていたら、それこそウィキペディアや地元のニュース等も利用しましょう。
それだけ、舞台を作る上での土台を準備する事が出来るからです。異世界の場合は自分が舞台にしたいと思う場所の資料があれば、そこから応用は出来るかもしれません。しかし、異世界を舞台にする以上は既存の単語等を使用できませんので、そこが大変になります。
(日本に似たような舞台とか、そう言う舞台であれば既存の単語が出ていても違和感はないでしょうが、普通であれば異世界物で現実にあるような単語が普通に飛んでくるような物は違和感だらけになるでしょう)
いかに違和感のない舞台を作る事、それが現代物では重要になります。太陽光発電が発展している、アニメ産業が盛り上がっている、アイドルのイベントがいたるところで行われている……この辺りは違和感ではありません。むしろ、そう言う舞台設定だと言えるような要素です。
小説を書く上では、100%現実にあるものばかりにしなくてもいいのです。わずかなフィクション要素が混ざったとしても、普通に受け入れられます。そうでもしないと、聖地巡礼とかで……と言いたい所ですが、メディアミックスなどが成功した時に調整すれば済む話と言う事にしておいてください。
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