質問5.風景描写、心理、人物描写において大切にしている事や読者により的確にイメージさせやすくするためにしている事はなんですか?


 これは私の中のマイルールとしてあるだけのものなんですが。

 物語を初めから最後まで、必ず順番どおりに書いています。

 書きやすいシーンから書くのがいいとおっしゃる作者さんもいらっしゃいますが、私は絶対にそれはしません。


 というのも、キャラ達は一緒に過ごして、様々な経験をしていく中で次第に他のキャラに対する感情や態度を変えていくものだと思うからです。

 第一話と第六十話では、同じ友人キャラであっても主人公に対する態度が全く同じというわけはないと思うのです。

 ヒロインを好きだと感じていても、その好きは第十五話のときと、第五十話で同じ好きですか? たぶん、違いますよね。第十五話のときは単なる外見的なことへの好きだったかもしれないし、単なる憧れだったかもしれない。でも、第五十話だと一緒に様々なことを乗り越えてきて、その好きはもしかして「愛してる」に変わっているかもしれない。自分自身の身の安全よりも相手を大切に想う強い感情に変わっているかもしれない。

 それを全て描写するわけじゃないですが、彼らの中で育っていく人間関係をきちんと細かく描きたいので、途中のシーンをすっ飛ばして書くということができないんです。

 それをしてしまうと、自分の中で違和感や齟齬が出てしまうのが嫌とでもいうか。それが些細なことや小さなことであってもとても気になってしまって。

 そんなこともあって、一つの区切り(一章や一冊分など)のところまではいっきに書き上げます。途中で時間があくと、細かいキャラ同士の感情や想いがわからなくなってしまうんですよね。



 風景描写については、そのシーンの風景に似たような写真や絵を見て、自分がその中にいることを想像しながら書くことはあります。

 ツイッターとかで好きな風景イラストや幻想的な架空世界をモチーフにしたイラスト、ドラゴンや魔獣のイラストなんかのイラスト集を買いあさって、そういうものを眺めながら執筆することもあります。単純に、そういうのを眺めるのが好きっていうのもありますけどね。






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