phase9「荒天」

 閉会式が行われる前に、穹の姿が忽然と消えた。


 美月は慌てて駆けつけてきた未來と共に、穹を探すことを決めた。


 体育祭を見に来ていたハル達とも合流した。だがどこを探せば良いか、皆して途方に暮れていた。


 穹が、一体どこに行ったのか。全く見当もつかなかった。


 気持ちばかりを焦らせていると、ふとシロが地面の匂いを嗅ぎ出した。


 しばらく付近を嗅ぎ回っていたが、やがてある方向に向かって「ピイ!」と鳴き、駆け出した。


 美月も未來も途中で体育祭を抜け出す形となったが、構わず飛び出した。強い胸騒ぎがあった。


 リレーが終わった後、穹の様子が明らかにおかしくなった。遠目でもわかるほど、穹を纏う空気が変わった。


 絶対に放っていてはいけないと、本能が告げる空気だった。


 その穹が参加したリレーの順位は、お世辞でも良いとは言えない結果だった。最下位ではなかったものの、下から数えた方が早い順位が記録された。


 だが、それだけで、あそこまでの空気を身に纏うのだろうか。あんな、どろりと濁った闇のような空気を。



 

 穹の匂いを辿るシロを頼って走って行くうち、休日なのに異様なまでに閑散とした住宅街の中に入った。

学校からも離れており、家のある方向ともまた違う住宅街だった。


 家が建ち並んでいるだけで、そこには誰も住んでいないのではと感じるほど、人の気配が一切感じられない侘しげな住宅地。


 その道を進む、一つの人影を見つけた。その人は体の輪郭がぼやけ、周囲に溶け込んでいるように見えた。


「穹っ!」


 追いつけた安堵感から、穹の背中に向かって、名前を呼んだ。


 陽炎のように歩いていた穹が、ゆらりと立ち止まった。首だけゆっくりとこちらに向いた。


 その目を見た瞬間、美月は次にかけようと思っていた言葉が、頭の中から消失した。


 戻ろうと。どうしたのと。そう言おうと思っていた。だが、実際に口をついて出た言葉は、全く異なるものだった。


「穹、なの……?」


 体も美月達のほうに向けた穹は、間違いなく穹本人だった。上から下まで、どこからどう見ても、偽物ではなかった。


 だが美月は、違う、と感じた。穹であって、穹でない別の何かとして目に映った。


 目の前にいるこの人は、誰なんだろう。


 ガラスで出来ているような、無機質な瞳。そこに宿る、底の知れないほど真っ暗な闇。

 

 だって、弟は。こんな目を持った人じゃない。


「なに」


 そのの口が開いた。それは、姉に、仲間に向ける声にしては、あまりにも冷たかった。古井戸の底から紡がれるような、重く、暗く、冷えた言葉。


「まだ体育祭終わっていないでしょ。抜け出して来ちゃ駄目じゃない」


 あまりにも淡々とした言葉遣いだった。こちらに対し、一切興味という興味がないのだとわかる声音だった。


「穹、どうしたの? 何が、あったの?」


 気遣いというよりも、ただ知りたかった。弟に何が起こったのか。どんなことが降りかかったら、こんな別人のような雰囲気を身につけることが出来るのか。


 どこを見ているのかわからない目で、穹が美月を見つめてきた。


 底の無い沼を思わせる暗く淀んだ眼光に、本能的な恐怖を覚えた。目を逸らしたくなるのを、理性で止めた。


「透明人間の気持ちって、考えた事ある?」


 投げられた質問に、思考が停止した。え、と呆然とし、固まる。

 すぐに答えられなかったせいだろうか。わからないよね、と伏し目になった穹が、薄く笑った。


「なりたくてなったわけじゃないんだよ。透明人間だって」

「どういう、こと?」

「色を持ちたいし、色がついている人間になりたいんだよ」

「それってどういう」

「だけどわからないんだよ、方法が。透明じゃなくなる方法が」

「だから、どういう意味なのっ!」


 悲鳴に近い声を上げていた。

 怖い、と感じた。怖い。穹と話していることが、怖い。


「色を持っている人には、わからないよね」


 黒いビー玉のような目が、美月を捉える。


「穹君、どうしてそんなこと言うの?」


 未來が一歩前に出た。だが穹は一瞥しただけで、何も言わなかった。未來も続く言葉が思いつかなかったのか、言葉に窮し顔を伏せた。


「何があったんだよ。言ってくれ、頼むから……」


 クラーレが穹の肩に手を置こうとした。


 しかし、穹は体を捻らせ、明確に拒否を示した。行き場を失ったクラーレの手が、寂しげに宙をさ迷った。


 シロがずっとか細い鳴き声を発していたが、穹はそちらを見ようともしなかった。シロは俯き、ハルの頭の上まで飛んでいった。


 そのハルは、ずっと黙ったまま、穹のことを見ていた。


「皆」


 穹が、この場にいる一人一人を、順番に見ていった。


「皆、とても格好いいなって、思ってます。強くて、優しくて、勇気がある。本当に、眩しくて、格好いいって、ずっと思ってた。皆、怖いものに対して、何も恐れずに突き進んでいって」


 穹の声は、どこか明るかった。しかしそれは、取って付けたような明るさだった。


 台詞だけ聞き取れば、それはこちらを褒める文面だった。

 だが耳にしてみたら、そんな気がまるでしなかった。むしろ、こちらを、追い詰めているような。


「僕がおかしいんじゃないかって、ずっと思ってた」


 一転、暗くなる。深く沈みこんだ声になる。


「僕が普通じゃないんじゃないかって。慎重な自分が、怖いものを怖いと感じる自分が、おかしいんじゃないかって。

ずっとずっと、そう思ってた。皆を見ていると、勇気の無い自分が、ますます惨めに感じた。何の役にも立たない、格好良くない駄目な奴だって感じて」


 誰の手も届かないような、水の奥底。そこから聞こえてくるような音と似た声。


「僕は皆といて、ずっと辛かった」


 うそ、と零した未來の声は掠れていた。クラーレが息を飲み、そのまま固まった。


 ねえ、と穹が浅く首を傾けた。


「皆、僕のことをどう思っているの。心の底で、どう思っているの。皆、僕のこと、役立たずって思っているでしょ。足手まといって思っているでしょ。いらないって、思っているでしょ。必要無いって思っているのでしょう」


 堤防が決壊し、水が溢れ出てくるのを止められないように。抑揚のないその言葉は、すらすらと穹の口から流れてきた。


 クラーレが苦痛そうに顔をしかめた。未來が口を手で覆った。その目は今にも泣き出しそうだった。


「そんなこと、思ってない。一度だって思ったことないよ」

「俺だってそうだ。ソラをいらないなんて、思うわけないだろ!」


 未來とクラーレの揺れる声は、まさに訴えだった。必死の訴えだと、美月には痛いほど伝わった。


 だが当の穹は、にべもなかった。


「でも、そう言う二人の心を、僕は覗けない。だから、本当のところは、わからない。皆だってそうだ。僕が、どんな人か。誰も、知らないでしょう」


 何も映していない双眼が、こちらを向く。言葉が、吐き捨てられる。


「僕の、何がわかるって言うんだ」

「いい加減にして! なんてことを言うの!!」


 気がついたら叫んでいた。だが穹は微塵も臆する様子を見せず、おもむろに美月を見ただけだった。


 その目に見つめられた途端、言葉が詰まりそうになった。恐れを誤魔化すように、美月は懸命に声を張り上げた。


「穹、今までハル達のこと、そんな風に思ってたの?! 本気でハル達が穹をいらないと思ってるの?! そう疑ってるならハル達に、とっても失礼だよ!」


 穹は答えない。美月を眺めているだけだ。いつもならここまで怒鳴ったら、半ば涙目になりながら、慌てて謝り出すのに。


「謝って! 今すぐ皆に謝りなさい! 未來に、クラーレに、ハルに、失礼な事言ってごめんなさいって、今すぐ謝って!!」

「み、美月、私は気にしてないよ、だから」

「謝って!!」

「ミヅキ、俺はいいから」

「謝ってって言ってるのがわからないの!!」

「姉ちゃん」


 喉が凍り付いた。穹の声は、今まで聞いたことが無いほど、ぞっとする冷たさをはらんでいた。冷酷さすら帯びているような。


「わかってないのは、姉ちゃんでしょ」


 何も映していなかった眼に、美月の姿、ただ一人が映る。


「わかってないのは姉ちゃんのほうだ。謝ってほしいのは僕のほうだ」

「どういう、意味よ。その目は何よ!」


 その目。穹の目。そこには確かに、宿っていた。

 怒り。妬み。悲しみ。恨み。憎しみ。それらの感情が一つに交ざり合った目が、美月ただ一人に注がれていた。


「僕が、気弱で、内気で、流されやすくて、臆病な性格になったのは、姉ちゃんのせいってことだよ。僕がいつまで経っても勇気を手に入れられないのは、姉ちゃんが原因だってことだよ」

「なんで、なんでそうなるのよ!」


 わからないんだね、と嘆息した。そんなことも、と見下す響きがあった。


「小さい頃から、姉ちゃんはいつも僕を連れ回して、引っかき回したよね。

気まぐれに無茶苦茶なこと言いつけて、頼んでもいないことを僕に押しつけて。

嫌だって言っても、やめといたほうがいいって止めても、絶対聞く耳を持たなくて、押し通して。昔から、好き放題なことばかりして。

姉ちゃんの今までの我が儘の影で、僕がどれだけやりたいことを我慢してきたか。言いたいことを飲み込んできたか。

 そのうち、何を言っても、何をやっても、全部無駄だって思うようになった。姉ちゃんの前では僕の言葉も行動も全部かき消されるって。

 ……ねえ、姉ちゃん。どうして君は、そんなに自分勝手なの?」


 息が出来なかった。頭が上手く回らなかった。誰に、何を言われたのか、理解が追いつけなかった。


「僕は、違う人が姉であってほしかった」


 穹が視線を足下に向けて、誰に言うでもなく呟いた。


「私だって」


 開きっぱなしの口から、言葉が出てきた。


「私だって、穹が弟じゃない方が良かった!!」


 体を震わせ、絶叫するように言った。


「弱気で! 優柔不断で! 冴えなくて! 鬱陶しいくらい慎重で! 見てて苛々するくらい臆病で! こんなつまらなくて、こんな格好良くない弟なんて、欲しくなかった!!」

「ミヅキッ!」


 ハルの声が、鋭く降ってきた。我に返って、穹の様子を窺った。

 いつの間にか穹は、美月を正面から見据えていた。


「地球人なんて、他にたくさんいるのに。なんで僕の姉は、宮沢 美月だったんだろう」


 頭が真っ白になった。


 瞬間、片腕を上げた。手のひらを、穹の頬目掛けて叩きつけようとした。


 だが、それによる乾いた音も、手を打った衝撃も、いつまで待っても来なかった。


 美月の手が、穹の頬に当たるわずかに手前。手首を、ハルが掴んでいた。振りほどこうとしても、振りほどけなかった。


 美月は言葉を失った。ハルが、無言でかぶりを振った。


 不安げに周囲を見回していたココロの両目が潤みだし、やがて泣き出した。それを眺める自分の息が、自分のものでないように、荒くなっていた。


 穹が一歩分、後ろに下がった。


「僕と皆さんが、わかり合うことはできないんですよ」


 背を向け、走り出した穹の背中は、みるみるうちに小さくなっていった。

どんなに手を伸ばしても届かないと思うほど遠ざかっていき、やがて見えなくなった。


「穹君っ!!」

「待てミライ!」


 地面を蹴った未來の腕を、クラーレが強く引いて止めた。

困惑げに見上げた未來を、クラーレは首を左右に振って返した。


「……頼むから、そっとしといてやってくれ」

「クラーレさんは、穹君が心配じゃ無いんですかっ?!」

「心配に決まってるだろっ!!」


 びくっと未來の体が震えた。怯えた表情になった未來に、はっと両眼を見開いたクラーレが、小さく「すまん」と言った。


「……だが、ソラの苦しみは、ソラにしかわからねえ」


 悔しそうに。それ以上に苦しそうに。クラーレは顔を歪ませた。


「ソラの抱えてるものを、俺たちが全て理解することはできないんだよ」


 美月の全身から力が抜けた。腕が垂れ下がった。それと同時に、ハルは掴んでいた腕から手を離し、ココロをあやしだした。


 誰もいない灰色の住宅街に、ココロの泣き声だけが響き渡っていた。


 ふと、辺りが妙に暗いことに気づいた。上を見上げた。空が、重く暗い雲に覆われていた。





 自分は今、どこを歩いているのだろう。そもそも、何をしているのだろう。


 わからなかった。記憶がおぼろげだった。


 断片的な記憶の破片が、浮かんだり、沈んだりを繰り返している。記憶の破片の時系列は滅茶苦茶で、どれが過去でどれが現在か、判別出来なかった。


 自分が、言われたこと。自分が、言ったこと。


 ばらばらに、脈絡なく思い起こされては頭の中に響き、しばらく経ってから消える。それが繰り返されていた。


 穹は歩いていた。どこともつかぬ場所を、歩いていた。


 どこに向かうのかなど決めていない。そもそも今自分が歩いているこの道がどこに続いているのかも知らなかった。


 灰色の道路を歩く。ひたすらに歩く。それしか出来なかった。だが、歩くこともできなくなった。足がもつれ、転んだからだ。


 上半身だけ起こしたまま、固まる。動けなくなる。穹はしばらくの間、そうしていた。湿った匂いのする風が、幾度も傍を通り過ぎていった。


 アスファルトの道路に、丸い染みが出来た。それはすぐに溶けて消えていった。完全に消える前に、また新しい染みが作られた。


 ぽつ、ぽつ、と。冷たい水が、穹の体に当たる。


 穹は、両手を広げた。天から降ってくる水滴が、間隔を空けずに落ちてくる。雫は皮膚に染み渡り、あるいは伝っていく。


 広げたままの両手を、じっと見た。そこには、色がついていた。


 なぜ、色がついているのだろう。なぜ、透明ではないのだろう。


 水滴の間隔が狭くなる。耳のすぐ傍で、雨音がはっきりと聞こえてくる。


 とても冷たい雨だった。こんなに雨を冷たく感じたのは、生まれて初めてだった。


 このまま、と思う。


 このまま雨に当たっていたら、透明になれるだろうか。


 周りの空気と溶けて消え、この宇宙に生きる誰にも見えなくなる。そんな、本物の透明人間になれるだろうか。


 なりたかった。今すぐ消えていなくなりたかった。


 胸の辺りが、軽かった。心臓のある辺りが、軽かった。

 絶対に無くしてはいけないものを、落とした時の軽さに似ていた。


 何かを叫びたいのに、口を開ける事すらできなかった。




 気がついたら、家にいた。家までどうやって歩いたのか、道中何が起こったのか、何も覚えていなかった。


 誰もいない家の中は、外よりもいっそう寒く感じた。耳鳴りがするほど静かな家の中に、ただ雨音だけが響き渡る。


 穹は自室の壁に背を預け、頭をもたれていた。そこから、窓の向こうを眺めていた。


 水滴が窓をゆっくりと伝っていった。時々、ぱらぱらという何かが弾ける音が聞こえた。風で吹き付けられた雨粒が、窓ガラスに当たる音だった。


 窓の向こう側は灰色の世界だった。外の世界よりも真っ暗な部屋で、穹は何を考えるでも、何を思うでも、何を感じるでもなく、降りしきる雨を眺めていた。


 ぽたり、と冷たい雫が髪を伝って床に落ち、染みこんでいった。頭も、体も、濡れたままだった。拭こうという考えは一切湧かなかった。


 雨が切れ目なく窓を伝い、うねりを伴った独特の模様を作り出す。外界が、より暗く、黒くなったように見えた。


 自分は今、何をしているのだろう。自分は今、何を思っているのだろう。


 穹の中には、何も存在していなかった。ただ、空っぽの感覚だけが、掴めていた。


 雨脚が強まったようだ。ざーという音が大きくなった。


 それは頭の中に反響して、更に大きな音に変化した。

うるさいとは、感じなかった。そもそもうるさいとはなんだったか。


 カン、カン。


 今まで聞こえてこなかったその音は、否が応でも穹を我に返らせた。一瞬目を見開き、音のした方へ立ち上がる。


 窓ガラスの向こう、無彩色の世界の中に、一つだけ、鮮明に輝く青色があった。


 その影は、くちばしを使って窓ガラスを叩いた。またカン、カン、と高い音がした。


 穹は鍵を開け、窓を開け、青い影に向かって手のひらを差し伸べた。


「どうした、の」


 手に乗った小鳥の体は、すっかり雨に濡れ、体の色が濃くなっていた。風が吹き、雨粒が部屋の中に吹き込んできた。


 穹は後ろ手で窓を閉めたあと、両手をお椀のような形にし、そこに小鳥を乗せた。


「どうして、ここに」


 床にしゃがんだ。自然と腰が抜けていったというほうが正しい。

 小鳥は穹の問いに答えなかった。代わりに、短く聞いた。


『何があったの』


 雨音も、雨が家に当たる音も、何もかも不協和音にしか聞こえなかった。

 だが小鳥の澄んだ高い声だけは、ちゃんと形ある音として、穹の耳に届いた。


「なにも、ないよ」

『うそつき』


 冷たさすら感じた。ばっさりと、体を真っ二つに斬られたようだった。


『もう隠さなくて良いんだよ、ソラ』


 斬られた傷跡に、凪のように静かな小鳥の声がかかる。


 全身に、染みこんでいく。全ての内臓に、全ての細胞に、自分の心に。奥深くまで、小鳥の声が、浸透していく。


「う」


 口が開いた。そこから、奇妙な音が漏れてきた。目の前の小鳥の姿が滲んだ。


「うわあああああああんっ…………!!!!!」


 慟哭どうこくが部屋の中に満ちていった。叫んでも叫んでも、止まらなかった。


 勝手に声が出てくる。とめどなく涙が流れてくる。おさまる気配が、訪れない。


『可哀想に。可哀想。ソラがとても可哀想。でも大丈夫。ワタシはずっと、どんなときでも、アナタの味方だから。アナタのことを一番にわかっている、友達だからね』


 雨の音。自分の泣き声。それらの間をすり抜け滑り込むように、小鳥の声は、穹の頭に届き、こだました。


 穹は小鳥を抱きしめ、背を波打たせて泣き続けた。

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