七話 連絡カードの秘密
待っている間は、暇で、テレビを見ていた。
「このテレビ懐かしいなぁ。」
と、言う風に思いながらも頭の片隅には、連絡カードの事を思っていた。
「そろそろか?」
学校が終わってみんなが帰り始めている時間帯だ。僕はふぅ。と息をついて
ポストに連絡カードが入っていないか確認してみた。すると、連絡カードが入っていた。
「書いてくれてるのかなぁ。。。」
僕は、ドキドキしながら「みんなから」の所を確認した。美香は書いてくれていた。だが、気になるのがあった。横書きで「みんなから」の部分を書いていくのだが、美香の下に和樹が書いている。しかも二人とも同じ「元気になって学校きてね!」の全く同じメッセージだった。
「はぁ・・・。」
一緒に書いてたのか。二人で相談したのか。それれとも。。。その日はずっと考えてた。僕は考えたその結果、自分を元気づけるようにたまたまだと自分で思っていた。
「たまたまだよ うん たまたま。」
そう言って再び、ベットに入った。
次の日学校に行った。すると、広海からこう声がかかった。
「連絡カードのことでなんか気になることあった?」
「まぁ、あったけど。。。」
「やっぱりねw気づいてたのか」
まさか。たまたまじゃないのか。そう思っていた。
「え 教えて!どういうこと!?」
「しょうがないなぁ 泣くなよ?」
「分かった 泣かないから教えて」
「やっぱ明日な」
そう言って去って行った。明日教えてくれるのか。泣くなよって、こりゃあたまたまじゃなさそうだな。その日はそのことが気になって夜しか眠れなかった。
次の日・・・。
「広海!教えてくれ!」
「はいはい ホントに泣くなよ 暴れるなよ」
「そうとうやばい事なんだな 絶対暴れない 教えてくれ!」
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