フライング サマー ナイト

君を夜空の下へ連れ出して


缶ビールを片手に空を見上げる


空に散りばめられた金平糖を

懐かしそうに2人で眺める


乗ってきた自転車は2人の背を見つめる


暗い世界の中でも君の姿だけは

驚く程にハッキリと見えた


君は僕の肩に小さな頭を乗っける

君の呼吸が僕の体に伝わり


心を揺さぶり心拍数をあげる


青々とした草が風を受けて

その身を震わせ音を奏で、虫は歌う


星は流れる、川の流れのように

時は流れる、川の流れのように

僕は抱きとめる

乾いた土に水を与えるように





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