筆を折る、折らない、その選択。拝読していて、主人公と自身の気持ちと重なる部分がありました。進むことも辞めることもできない、かといって多様な道を選ぶほど器用でもない。多恵の気持ちももちろん痛いほどよく分かります。とても読みやすく、共感率の高い作品でした。