国民の皇室観

2019/05/28の中国新聞より。

コメンテーターは立命館アジア太平洋大学長出口(でぐち) 治明(はるあき)。

彼は、令和時代の幕が開けたことに伴い、国民の多くは女系天皇を受けいれてもいいと思ってる、

といっていますが、ネットを見る限りじゃあ、それは違うなぁ。

若い子のなかには、いままで男系だった歴史から、女系だと別王朝になるから敬意を感じない、

という人もいるようですし、うちの合唱サークルにも、同意見の人がいます。

そういう人ばかりだとは思わないけど、この「国民の多く」とはどういう意味で、どんなアンケートとったのだろうとか、

統計的なデータはどうなってるんだろう(統計も取り方によってぜんぜん違う結果が出る)と

いろいろ疑問を感じる今日この頃(基礎データを疑っても仕方ないけどさ)


わたしは女系のどこが悪いのかわからない(だって天皇の血筋だもの)し、別王朝ってどういう意味なのか

よくわからないです。男の王朝、女の王朝って、あるの? 別王朝って、天皇の血を引かない人のことだと思ってたけど。

だいたい、いままで男系でやってこれたのは、側室のおかげもあるんでしょ。

それが一夫一婦制になってしまって、外戚はみんな天皇一族からふつーの国民になってしまったんじゃありませんか。

GHQのせいでね……(戦争に負けたのが原因なのだが)。

実際問題として、悠仁さまに結婚相手がいなかったり、あるいは女の子しか生まれなかったら、

「万世一系」という神話はどうなるんでしょうか。

神話を信じるのは勝手だけど、原発の安全神話みたいに、「なにごとか」 起こったときに

対処できないのは困るよね。

政府って結局、柔軟さを欠くのかもしれない。(支持層がアレだけに)


このままじゃあ、天皇家はほろびるって危機感を持つ人もいるのに、のんきに「万世一系」 って言っててだいじょうぶ?

憲法によれば、天皇は国民をたばねる象徴なんでしょ。

いなくなったら憲法を改正しなければならない。そのとき勢いづくのは第九条を変えたい連中だろうなぁ。

ぜんぶまとめて、気に入らない条項を変えてしまえってわけよ。

そして国民は、たばねる人間を失ったまま、迷子の羊のように荒野をさまようのであった。

いやな時代になりそうだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る