38 L級ダンジョン?



昼休憩が終わり ダンジョンに向かうため地下室へ


地下室の魔法陣の前まで移動した


「一番ランクの低いN級ダンジョンに行くのよね」


魔王はうなずいた


少しは通じるようになったのかな……


転移してダンジョンに着いたようだ


おじいさんを見ればわかる


また裸だから……しかし学習していたようで魔王から服と装備を出してもらっていた 前もって預けていたのだろう


ダンジョンを進むと狐の魔物が出てきた


狐の魔物は蟻の魔物より強かったはず……ここはN級ダンジョンじゃない……騙されないわよ


「ちょっと ここはL級ダンジョンでしょ」


魔王がうなずいた


ほら見なさい 騙されないんだから……って戻るには……やられたわ


狐の魔物が土魔法で大きな岩を連続で放ってきた


おじいさんが前に出て剣を振ると 岩の軌道がかわり全て逸れていった


おじいさんが狐の魔物を倒していく


弱いと思っていたら 尖った岩が地面から


おじいさんが私を引っ張ってくれたので無傷ですんだが……


この狐は強すぎない?


魔王が剣で狐を斬りつけたが一撃で倒せない



わざと……私のために……よし


「氷の刃よ 狐に突き刺され」


私の魔法を狐が避けようとした がおじいさんが狐の動きを剣で止めてくれた


私の魔法が狐に直撃……効いてるの?


効いてる様子はなかったが すぐにおじいさんが止めを刺してくれた


あれっ 力がわいてきたような


たった一匹で……おじいさんと一緒に戦ったのに?


鑑定すると


「えっ どうして レベルがいきなり19になってるのよ レベル10だったのに」


おかしい……あの狐の魔物は強かったようだけど……本当に狐の魔物だったの……


いや 騙されないわよ


「今の魔物は狐じゃないでしょ」


魔王はうなずいた


あっ こいつは 適当にうなずいてるだけじゃ 言葉が通じてないのに……


魔物の名前なら鑑定魔法でわかるはず 次は鑑定しないと


進むが魔物は出て来ない


少ないのかな? 当たりダンジョン?


細い通路を進んでいると おじいさんが剣を構えた


魔物がいるのね


広い部屋のような場所に3匹の狐の魔物がいた


鑑定すると妖弧という名前の魔物だとわかったが…


妖弧?土魔法を使う妖弧?聞いたことないわね


3匹の妖弧はおじいさんに土魔法を一斉に放ったが おじいさんは剣で全てをそらし 2匹の妖弧を倒した


おじいさんが残りの1匹の妖弧に近付こうすると妖弧が逃げ出した


妖弧が障壁で逃げられず怯えているようだ


おじいさんが私の横に戻ってくると魔王が怯えている妖弧に向かっていった


妖弧は魔王に土魔法を放った


あれっ 魔王の部下になると思ったのに


おじいさんは無理でも魔王ならって思ったのかな?


魔王が飛んでくる岩を剣でそらし斬りつけた


妖弧は魔王に体当たりすると同時に魔法を放っていたようだ


地面から無数の尖った岩が飛び出し魔王に直撃した


魔王はどちらの攻撃も受けてしまったみたいだが すぐに反撃 剣で妖弧を斬りつけて倒した


やっぱり あの妖弧っていう狐の魔物は強すぎるわ


このダンジョンで油断するとやばそうね 文句は後にしないと……


進んでいると おじいさんが私の後ろに移動して剣を構えた


後ろからくるの……


すると天井から尖った岩が降ってきた


「きゃっ」


私は座り込んでしまったが 少し砂がかかっただけでダメージはなかった


おじいさんがそらしてくれたのかな……


妖弧を見ると既におじいさんに攻撃されたのか 動きが遅い


私が剣を構えるとおじいさんに剣を下げられた


ジェスチャーで魔法を使えと言っているようだ


近づくのは危険なのね


「風の刃よ 妖弧を八つ裂きにしなさい」


妖弧は私の魔法を土壁を作り出し防ごうとしたが おじいさんが剣で私の魔法が当たるように壊してくれた


妖弧に当たったけど……本当に効いてるの?


妖弧は私のほうに向かって来ようとしたが おじいさんが剣を振ると真っ二つになった


おじいさんから妖弧までかなり距離があったのに……魔法剣なの?


うっ また この感覚 鑑定すると


レベル32に なんでよ 嬉しいけど


計算式は勉強したけど 絶対におかしいでしょ


セネがいれば聞けるのに……


進むと階段があり 降りると


壁に青い玉が


ここは 未攻略のダンジョンってことね 


危険なダンジョンってことよね 運よく誰も入って来てないだけかも知れないけど……


進んでいると おじいさんが剣を構えた


いたのは3匹の妖弧


おじいさんが走り 1匹を倒すと2匹の妖弧が逃げ出した


おじいさんと魔王が入れ替わり 魔王が妖弧に近づくと妖弧が尻尾を振って消えていった


仲間に 部下になったのね


次に出て来た妖弧は1匹だったのでおじいさんと私で倒した


う~ やっぱり どう考えてもおかしいわよ


どうしたらこんなに簡単にレベルが上がるのよ


レベル41になるなんて おじいさんと一緒なのに


その後も妖弧が出て来たけど……私に戦わせてくれなくなった


先を急いでいるようには見えないけど……



5階に降りると魔王がここで休むとジェスチャーしてきたが 珍しくおじいさんが進むとジェスチャーしている


私と魔王はおじいさんについて進む


少し進むと1匹の妖弧が


おじいさんがすぐに斬りつけ弱らせた


倒さなかったということは 私に魔法を使えってことね 


私の氷魔法が当たるとすぐにおじいさんが倒した


魔法を放った後 凄い疲れが……魔力切れなの……そうよ それで私には……


おじいさんが来た道に戻りだし ついて行くと 魔王が休憩しようとしていた場所だった


魔王は納得しているような顔ね……私に戦わせるために……レベル上げのため?


今日はここで休むことになった


おじいさんが私の横に来て寝ようとしたので 少し距離をとろうと立ち上がったら 手を捕まれ離してくれない


「ちょっと おじいさん もう少しだけ離れない」


うなずいてくれたので離れたがついてきた


う~ん 私の側にいたいのはわかるけど……何度離れようとしてもだめだった


私は諦めておじいさんの横で眠りについた

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