第29話 蟻 蟻 蟻
今日こそはレベル10に
朝食を食べ終わるとすぐに魔王が立ち上がり進み出した
おじいさんは寝るときに魔王から借りた布を身体に巻いていだが……
蟻の魔物が出て来たら攻撃しながら布を外した
ヘンタイ
いや 今のは外れたのか……布が戦いの邪魔なのか魔王に布を返した
アイテムボックスの中に服が入ってると思ったがないのかも……裸は……趣味ではないのかも……
今は戦いに集中しないと
おじいさんが弱らせてくれた蟻の魔物を何匹も倒す
18匹倒したところで昼休憩に
鑑定……
アイテムボックス……
出来ない もしかしたら本当にレベルが上がってないのかも……
どうして?
頑張ったのに~
これも 魔王のせいなの……
睨むと魔王が……これは……
「ケーキ 苺のケーキね」
一口食べてみると
「美味しい 苺のショートケーキが食べれるなんて」
今まで食べた中でも一番美味しかった
昼からは私に戦わせないつもりのようだ
う~ん よし ケーキに免じて許そう
私が戦わないので 魔物を次々に倒してどんどん進んでいく
地下3階に降りたら 兵隊蟻の魔物が出てきた
あれはたしか蟻の魔物よりもかなり強いはず
って関係なかったかぁ~
今まで通りサクサク倒してどんどん進んでいく
4階に降りるとすぐ近くの壁に埋め込まれていた青い光玉を見ながら……魔王が困惑している?
ちょっと不安になったが またサクサクと倒していく
って 多くない?
魔王が倒しながら今まで通り進んでいくけど……蟻の数が……
私に蟻の魔物が近付く前におじいさんが倒してくれるけど……恐い 恐すぎる
蟻の魔物が全方向から向かってくるのだ
恐すぎる
倒しても倒しても……
おじいさんのそばに行きたいけど……なぜこんなときに裸なのよ
「何よ この蟻の魔物 多すぎでしょ」
「きゃっ」
おじいさんが全て倒してくれるけど……
恐すぎて 涙が出てきた
何百匹いるのよ
いつまで続くのよ
「いい加減にしてよ」
叫んでも蟻の魔物は次々に襲ってくる
いつもなら夕食の時間だと思うけど……
蟻の魔物がずっと襲ってくるので休憩も出来ない
私は叫んでいるだけだけど 疲れるのよ
更に3時間くらい過ぎたら 地下5階に降りる階段が
降りると蟻が襲ってこなくなった
「ようやく」
階段を降りると扉があり開けると中には一匹の魔物が……
この魔物はもしかしたらダンジョンのボスね
今までよりも大きいし……
って考えていたら
「ザシュッ」
今まで通り一撃で倒してしまった
ボスが……
魔王が魔物の死体に近付く
よくみるとそこには宝箱が
魔王が宝箱を空けてアイテムを取り出した
残念そうな顔ね
外れのアイテムを私に渡してきた
指輪?何の指輪かしら
……プロポーズじゃないなら貰ってもいいかな
ちらっとおじいさんを見たが気にしてないようだ
奥の扉を開けると……装備品と宝石が……
ここはダンジョン攻略したら入れる宝部屋なのかな?
槍 斧 盾 籠手 宝石はルビーかな?
魔王が宝石を渡してきた
手が塞がるので断ると魔王がアイテムボックスに収納した
私にもアイテムボックスがあれば……
更に奥の扉を開けると魔法陣が
やっぱりダンジョンを攻略したのね
おじいさんは魔法陣に乗るのを戸惑っていたが私と魔王が乗ると諦めて乗った
すると転移し城の地下室に戻った
そこには おじいさんの服や装備 沢山のアイテムが散らばっていた
全ておじいさんの物のようだ
あっ ずっと全裸だったのは服がなかったからなのね
すぐに食堂にいき食事にしてくれた
食事を食べ終わり風呂に……そういえばいつも風呂は誰が用意してくれてるの?
まあ いいか
すぐにベットに入り眠りについた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます