第27話 ダンジョンへ

3人で行動する生活が続く


勇者のパーティーは何組も来たが残念ながら強い勇者はいなかった

朝食のデザートにプリンを作ってもらった


3人で会話が出来ないので グニから料理の絵が描かれた画集を用意してもらったのだ


イリスが食べたそうにしていたので グニに頼んでみた


イリスは嬉しそうに食べていた


俺も食べたが旨かった


あつしも満足そうだ


画集をいろいろ集めるのが良さそうだな



あつしが8個目のエリクサーを飲み 20歳になるとイリスの態度が明らかにかわった


そういうことか


これで納得できた


この城の所有者があつしだった理由


あつしとイリスが婚約か結婚していたのだろう


今までの態度からいうと婚約か……



ある日 あつしが壊れた水晶の玉を取り出して ジェスチャーしながら何かを必死に訴えてきた


物凄く必死だが……


精霊との話が中途半端だったのか……


精霊召喚の玉を手に入れたいのか……


俺に向かってくる勇者にはもう期待できない


人の国は50 その国で最強の勇者だけがオリハルコン装備を王からもらえるのだ


俺に向かってきた勇者達が装備していた30セットのオリハルコン装備


この国に攻めた時に勇者達が装備していた11セット


最近 わかったのだが……セネがこの国に来た勇者を何組も倒していたそうだ


人族の持つ50セットのオリハルコン装備が全てそろってしまったのだ


勇者がもう来ないか……来ても弱い勇者だろう


……


勇者を倒して手に入る可能性は物凄く低い……


それなら……ダンジョンか……


この城の地下からも魔法を使えば行ける


よし


俺はあつしとイリスをダンジョンに案内することにした


俺は立ち上がり ついてこいとジェスチャーした


10臣に魔法陣を作る手伝いを通信の指輪で頼む


そして この城の地下に移動した


10臣を見た あつしとイリスは戸惑っているようだが……説明出来ないので仕方ない


セネがあつしを睨んでいるし……


俺は敵ではないとあつしに剣を鞘に閉まってくれとジェスチャーした


あつしはわかってくれたようだが イリスはあつしにへばりついていた


俺と10臣でダンジョンへの魔法陣を作り


そして俺達はダンジョンに転移した



ダンジョンにつくと……


「なっ」


あつしが裸になっていた


老けたようなので鑑定して見ると


あつし 100歳 勇者 レベル851


「なぜ」


イリスはあつしを見て悲鳴を上げ そして泣きながら座り込んだ


そしてあつしも驚いているようだ


ダンジョンにそんな機能はないが……


そうだ 100歳になったのなら……


あつしの寿命は


残り30日

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