第63話 4人攻撃



「わぁっ」


道の真ん中に出したベットで


ちゃちゃと夜空を見ていたら


ちょこがダイブしてきた


試合が終わるまで 待っていてくれたみたいだ


ちゃちゃは にっこり微笑み 灯りの方へ


俺はちょこを抱きしめ


キスを


そして


「ぐはっ」


ばにらがダイブしてきた


3人とも元気で本当によかった


俺はばにらを抱きしめ


キスを


そして


……

……







ばにらとちょこと夜空を見ていると


ハイリーがやって来た


いいかしら


もちろん


俺がそう言うと ばにらとちょこは灯りの方へ


俺はハイリーを抱きしめた


ハイリーにキスをすると


ハイリーの目から涙が


俺が躊躇すると


いいのよ お願い


ハイリーが俺にキスを


俺はハイリーを抱きしめ


……






私は浮かれていたのかな


大丈夫だよ


助けてくれてありがとう

私にはね 使命があるの


使命


うん 百英雄って知ってる


ああ 少しだけね


私は百英雄の1人と旅をしながら

魔物退治をして回るのよ 凄いでしょ

まあ こんな話をしても信じられないよね


信じるさ


嘘 でも ありがとう


じゃあ 俺が英雄だと言ったら信じてくれる


えっ うん


百英雄が現れる前に 英雄がいなくなるってさ


あっ そうだったわね 本当に 英雄なの


どうかな


私は信じるわ


ありがとう まあ 英雄はいなくならないけどね


そうなの


化け物みたいに強い英雄がいるからね


君のこと


俺も強いけどね


じゃあ 預言書は


百英雄がいなくても ハイリーが強くなればいいよ


私が


そうさ 明日から ハイリーも稽古だね


稽古って


それは 明日にして ね


ふっふっ


俺はハイリーを抱きしめ


キスを


おわっ


ちゃちゃ ばにら ちょこがダイブしてきた


ふっふっ 眠れる


う~ん 無理かも


じゃあ 私が眠れるように


ハイリーは


私は大丈夫よ でも明日は


じゃあ 明日は俺が頑張ります


ふっふっ 


……


ちゃちゃちゃん達も手伝って


ハイリー先生の勉強会が始まった


……







勉強会が終わって ベットを収納して


灯りの方へと向かった


さすがに道の真ん中で寝るのはね


灯りの側に着くと


子狐達が熟睡中だった


見張りになるのか……


俺はテントと 

テントの中にベットを出して眠ることにした



みんな 無事でよかった


なぜか 涙が溢れてきたよ




   ちゃちゃ  ばにら  ちょこ




        おやすみ

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