第55話 伝説の幻獣と言えば



王都での生活は楽しかった


皆で稽古 王都見学 買い物


なぜか 稽古には


イネス クレス そして サラも加わっていたが



最後の夜はイネスとクレスと一緒に過ごした


また一緒に旅がしたいって言われたが……


2人には冒険者にならないようにだけ強く言った


冒険者になれば強制依頼がある


王都にいるなら あまり問題はないかも知れないが


2人には死んで欲しくない


また会いたいからね


2人は分かってくれた


でも 毎日 稽古は続けるそうだ


稽古を続けるのは俺も賛成なので問題ない


話が終わり 


イネス


クレス


1人づつ お別れをした


……


……






こん こん


イネス 起きてる


うん


……






こん こん


クレス


ふっふっ


……








こん こん


はい


寝てた


大丈夫ですよ


サラとキスを


そして


……








ふぁ~ぁ 

眠いが皆で朝食を食べて

最後の稽古を皆で


職人さんの店に行き

出来上がった装備を受け取った

刀は想像以上にカッコよかったよ

名前は……また今度考えよう

防具の服や短剣等 

アイテムボックスに入る物はそれぞれが持ち

入らない物は俺が収納した


クレス イネス サラは早速装備していた

カッコいい3人とも……してみたかったな

ちゃちゃ達もすぐに装備したそうだったけど

時間がないので我慢してもらう

職人のおじさん お弟子さんは満足そうだった

顔はやつれてたけどね

俺達はお礼を言って店を後にした



そして王都を出る前にあの人を呼んだ


「お久しぶりです」


「おう もう出来たか もちろん 全て出せよ」


「はいはい 今回は多いですからね

オマケくださいよ」


「おおっ 頑張っているようだな

そうだな これなんかどうだ」


目の前に小屋が現れた

こんな物まで 確かにあると便利か

木で出来ているから 俺には楽勝だね

俺は持ち上げて収納した


「ありがとうございます で 他には」


「もう1サイズ大きな物があるぞ ほら

他に いらない物は」


俺はさっきより大きな小屋を持ち上げて収納した


「いらない物って 良いものをくださいよ

今回は300億エン以上渡したんですからね」


「はぁ じゃあ とっておきの物をやろう

幻獣召喚の指輪だ これは凄いぞ 

俺が昔 倒した魔物が入っている

強かったので封印してたんだが

召喚の指輪を作れるようになったからな

封印してたのを思い出して作ってみた指輪だ」


「おおっ それは凄いですね」


師匠が強いって言うなら最強クラスの魔物だよね


「9匹の幻獣を召喚する

火 水 土 風 雷 聖 闇 気 重の9匹だ

走ってよし 強いので護衛としてもいいだろう

大事に使えよ

食事は何でも食べる

どんなに傷ついても

指輪に戻れば少しづつ回復するから安心だろ」


おおっ 乗って移動出来る物を手に入れたぞ

野宿の見張りにも使えるなんて

本当に凄い指輪だね


「ありがとうございます 大事にします」


「じゃあ 行くぞ 次は虎の亜人だったな

虎の獣族は強いので注意しろよ

そして仲間になったら また連絡しろ

毎日 稽古をサボるなよ じゃあな」


そう言って 師匠は転移していなくなった



王都の門でイネス クレス サラが待ってくれていた


俺は


イネスとキスを


そして


クレスとキスを


サラには2人のことを守ってくれとお願いして


サラとキスを



俺達は王都を後にした

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