第52話 2人は仲良し
アニカと朝食を食べて
宿を出ると……
外には
クレス イネス
そして ちゃちゃ ばにら ちょこが
おっ どうして ここがバレた
イネスが
「何をしていたのよ」
突っかかって来た
う~ん わかってるだろうに
「もちろん イネスのためにお金を稼いでたんだよ」
って言うと イネスはジと目で
「どれくらい」
って聞いてきた 俺は素直に
「1500億エンくらいだよ」
って答えると 呆れた顔で
「嘘ならもっと」
って言って来たので 見せると
驚きもせずにため息をつかれて呆れられた
クレスは笑ってくれてたけどね
ということで
俺達は再び装備職人さんの店に
「なんだ 小僧か まだ出来てないぞ」
「いえ ちょっと追加を頼もうと」
「ほう 何をだ」
「3人に鎧で ブラウスとミニスカート
盾で バック う~ん ショルダーバックみたいな感じで
ついでに クレス イネス サラにA級の刀を」
「はあ いくらすると思ってるんだ」
「そうですね 鎧 盾 兜も必要ですよね」
3人は毎朝の稽古を楽しそうに参加しているからね
今日も皆でしてたって楽しそうに話してくれた
クレス イネス サラが英雄になるってのは
いまいち 信じられないけどね
イネスから百英雄の話を聞いていたので
サラに聞いてみると
もうすぐ 百英雄の内の3人が私達の元にやって来て 旅をすることになるって信じてた……
百英雄が現れる前に俺はいなくなるんだよね
予言書に書かれている今の英雄がいなくなり
現れる百英雄
今は噂もないみたいだけどね
「おい 俺の話を聞いてるのか
はあ たぶん 持っているんだろうな まったく」
ため息をついて呆れていた
「クレスとイネスはサラを連れて来て
刀と防具のデザインをどうするのか決めてね
ちゃちゃ ばにら ちょこは
ブラウスとミニスカートとショルダーバックの
デザインを専門のデザイナーと決めて
俺は う~ん
暇なのでA級まで上がりそうな鎧でも探してくるよ
可愛い服は沢山欲しいからね」
「おいおい 今からA級まで上げられる鎧も手に入れられるのかよ まじか はあ」
まあ 職人さんが鑑定するのは大変みたいだけど
俺は持つだけで何となくわかるからね
装備力0なので 装備から出る力を誰よりも感じやすいのだろう
俺は装備屋を回って またお徳用のランク付き装備の中からF級の鎧を選んで回った
本当にお得だよね まあほとんどクズ装備だけど
お昼までに6軒回って 17個の鎧を買うことが出来た
お店に戻ると サラも来ていて真剣に選んでいた
サラがA~C級は装備出来ませんよ
って言って来たので
この23億の刀にするので問題ないよ
って言うと 職人のおじさんは噴き出した
今まで誰も注文した人がいないようだ
レベルが低い人が強い装備をつけても意味ないからね
クレスは笑って
イネスは
でしょうね
って言ってたけどね
俺が17個の鎧をおじさんに渡して鑑定をお願いすると どうせ A級まで上がるんだろうなってため息をついて呆れられたよ
食事をして戻ってくると鑑定は出来ていた
1個はB級までだったが 残りの16個はA級まで上げられるそうだ
さすが俺
B級まで上げられる鎧をもう一度 手に持って確かめてみたが 違いがよくわからなかったけどね
まったくどこで こんな凄い物を買ってくるんだよって呆れていたよ
どの店にもある お徳用の3万エンの鎧なんだけどね
クレス達がかっこいい鎧のデザインを見ていると
ちゃちゃ達も欲しそうにしていたので
かっこいい鎧 兜 盾を作ってもらうことにした
「小僧 たぶん 持っていると思うが
今 いくらになっているのか わかってるよな」
「え~と」
14億の刀2本
23億の刀1本
11億5千万の防具が24個
20億5千万の防具が3個
う~ん 外の地面で計算して
「まだ388億5千万ですね
とりあえず 今払いますね これで
後 1100億くらい 使いたいので
オススメありますか」
おじさんは
ぶはっと噴き出し
「はぁ~ わかっていたんだけどな はあ」
とため息をついていた
クレス達にちゃちゃ達の装備を相談して追加した
短剣をそれぞれ2本づつ 6本
大剣 3本
剣 3本
槍 6本
イネスが槍を欲しそうにしていたので
クレスとサラの分も作って貰うことにした
弓 3本
杖 3本
服を1人5着づつ 15個
帽子 3個
バック型の盾 14個
盾はサラのアイデアで3人で共有することにした
後 387億くらい使いたいと言うと
勘弁してくれと
ギブアップされたよ
さすがに短期間でこれ以上は無理のようだ
お金を使う必要があると言うと
ため息をつかれて
それならオークションでも覗いてみるといい
と教えてくれた
おおっ そんなのがあるのか
出来上がりの日は延びて12日後になった
急いでる旅でもないので
たまには街でのんびり過ごすのもいいかな
今日はどうしてもお礼がしたいとサラに言われたので屋敷に泊まることにした
部屋で待っていると
ちゃちゃとサラが手を繋いで入ってきた
……
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