血を吸われる夢

バス停で僕は待っていた

女がやってきて

僕の首筋から血を吸って

去っていった


次の日も僕は待っていた

女がやってきて

僕の耳元で囁いた

「血ってぇ、血って……粉」


どうやら血は後から

粉になってしまうらしい

女は微笑みながら「溜めときなね」

と言って去っていった

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