第4章:赤き勇気の一番星

 ニケを宗次郎一人で押さえられている以上、この戦場の勝敗は明らかであった。トリスメギストスが浮いたことで空中戦の劣勢も消えた。

 ならばもう、エゴだけで良い。

 赤城勇樹は存分に目的を果たす。

「……格好が悪い。服装は人を映す鏡だ。前に教えただろ?」

「く、そ、ったれェ」

 同じ魔人クラス上位。スペックに大きな開きはないはずだった。ヒロ自身もかつてのアカギを超えるため、元の世界ではより実践的な総合格闘技を学んだ。体格もアカギよりも大きくなった。超えたはずだったのだ。

 それなのに、今地面に這いつくばっているのはヒロであった。

 完全に圧倒された。一撃も入る気配がなかった。

「上下真っ黒、喪服ならわかるがカジュアルでそれはないだろう。前髪もなんだそれ、目にかかるほどの長さで見え辛いし、全体的に雰囲気が暗い」

 アカギはヒロを起こしてやる。その手を振り払い、ヒロは彼を睨んだ。

「黙れよ。今更どの面下げて、俺に指図してんだよ!」

「髭も似合ってないぞ。格好には年相応が求められる。お前の場合は服装をもう少しフォーマルに寄せろ。髭を剃って髪も上げろ」

「うるせぇよ」

「それじゃあいつまで経っても社会的弱者のままだぞ」

 冷徹なるアカギの一言。自分の父を失った原因の一つ、その男が言ったのだ。社会的弱者のまま、あの頃の自分が、父が、弱者であったと。

「ぶっ殺す!」

 総合の特徴である寝技に持っていくための低空タックル。倒せずとも体勢を崩せば勝ち、合理的で実戦的、だからこれを選んだのに。

「今のお前じゃ、無理だ」

 アカギはタックルを前に、跳んだ。そこからの回し蹴り。ヒロの側頭部を打ち抜き、吹き飛ばして着地。不安定極まる動きなのに、揺らぐ気配もなし。

「ぢぐ、じょう」

 立つことすらままならぬほどのダメージである。

「お前は弱い。力がないからだ。武器が少ないから、俺に勝てない」

「うる、せえ。俺は、お前なんかよりも金を稼いだぞ。精々年収一本程度だったろ? 上役じゃねえとサラリーマンなんてそんなもんだ。俺は――」

「それは真っ当に稼いだ金じゃないだろ?」

「ハァ? 真っ当? それを、間でマージン稼ぐだけの商社マンが言うかよ!? アコギな商売はお互い様だろーが! 綺麗ごとぬかしてんじゃねえ!」

「世の中必要のないところに需要は生まれない。需要があるから供給がある。色んな業界があって、商売の形は様々だが、必要のない仕事なんてないってのは俺の持論だ。長く続いていれば、なおのこと。なあ、ヒロ、お前は金を稼いだと言ったが、それは相手にとって必要なことだったか? 不要ならそれは仕事じゃないぞ」

「……ふざ、けんな。ふざ、けんなァ!」

 ヒロはやり場のない怒りに身を焦がしていた。己の弱さ、そしてアカギの言葉、不要になったから捨てられた父を想う。この男はさも当然と、言い切った。

「お前には綺麗な部分ばかり見せた。それは一面ではある。でもな、世の中ってのは難しい。それだけじゃ立てないこともある。だから、たくさん必要を調べておく。調子のいい時に、その必要に対する供給を準備する。最低でも手札は二種類、多ければ多いほど活路は芽生える。親父さんは、それを怠った」

「お前が、それを、親父に」

「言うはずないだろう。俺たちは友達ではない。ビジネスパートナーだ。ウィンウィンの関係なら手を繋ぐ。そうでなければ切れる。そんなもんだよ。俺だって会社をやめた後、あれだけ沢山培ってきた関係性もほとんど切れた」

 冷たく、されどその手は幾度でもヒロに向けられる。

 立て、と言うように、願うように。

「良いことも悪いこともある。みんな必死だから。でもな、現代社会で奪うだけの職業は成り立たない。社会的な信用も芽生えない。それはな、現代社会においての弱者に他ならないから。騙し、暴力を振るい、奪う。それは弱者の行いだ」

 ヒロがいくら振り払おうとも、アカギは差し出し続ける。

「強くなれ。姿かたちも立ち居振る舞いも武器だ。生き抜くための、勝ち上がるための武器。暴力なんて捨てちまえ。それはな、現代において価値を失ったアンティークだ。そんなもの後生大事に抱えても意味はないぞ」

「それを、テメエが言うのか」

「ああ。俺だから言うんだ。やめたって言ったろ? それは社会において価値が薄いと感じたからだ。まあ健康のため、適度な運動なら意味はあるけど」

 人に認められることを望み続けた男。ある意味これも歪んだ生き方ではある。

 だが、それによって勝利を掴み続けてきたのもまた事実。

「ニケは強いな。お前が惹かれたのもわかるよ。でも、彼はどこまでいってもはみ出し者でしかない。彼のような人物が勝てるほど社会は甘くない。もうそんな地点はとっくに過ぎている。嗚呼、シンの軍勢そのものが、そういう集団だ」

「……だが、今は現代じゃ、ない」

「異世界だが、現代も交わっている。なら、同じだ」

 アカギの視線の先、トリスメギストスを加えた彼らがとうとうカシャフを捕捉していた。空中戦をトリスメギストスが征し、空中で速さを欠いたところをゼンとライブラの攻撃が射貫いた。地に堕ちる毒の王。

「悪は勝てないようになっている。それが世の常だ」

 地上戦もアストライアー側が優位に進めていた。事前の準備が、布陣が、立ち回りが、積み重ねてきた全てが正義に傾いていた。

「くっく、テメエらは悪を舐め過ぎだ」

 だが、ヒロは微笑む。カシャフの手から離れたアルスマグナをアルフォンス、ゼイオンが同時に切り裂き、砕け散ったそれを見て、嗤っていた。

「……まさか」

 あまりにもあっさりとした反応。そして、宗次郎と戦っているニケなど反応すらしていなかった。まるでそれが無意味なことだと思っているかのように。

「あれはただの弁だ。なければ、別に作っておけばいいだろ?」

 遠く離れた場所に、僅かなきらめきが生まれていた。

 あれはまさしく――

「意味のない戦い、ご苦労さん」

 アルスマグナを破壊し、貯蓄した魔力を一気に失わせるか、魔力を取り込ませて自我を崩壊させるか、そのための作戦であった。重要なモノであると信じ込まされていた。実際に魔族にとっては唯一無二の存在なのだ。

 普通の魔族にとっては、複数造るという発想すらない。

 つまり、この時代の人々にとってそれが一つであること、重要であることは当たり前であったのだ。それをアストライアーも信じた。

 信じてしまった。

「勝つのは、どっちだって?」

 そしてもう一つ、最強であるニケとの均衡もまた崩れ去っていた。

「……くそ」

「悪ぃな。もう、覚えちまったぜ。テメエの呼吸を、俺の身体が、な」

 一時的に上回っていたセンスであったが、ニケの身体がそれを学習してしまった。そうなってしまえば大星らと同様に死んだも同然。

 やはり、この怪物を打破するには技ではなく力、スペックで抜き去るしかない。そしてそれは英雄の中の英雄、オーケンフィールドにしか成せぬこと。

「宗さん!」

 一撃を喰らった宗次郎が消し飛ばなかったのは、ニケにとってよくがんばったでしょう、なのだろう。もしくは期待の表れか。

 どちらにせよ、今この瞬間、もはや宗次郎は攻略済みのゲーム同様、彼にとっては興味の外側になっていた。いつも通り、最強は止まらない。

「痛い、わねぇ。ため息が、出ちゃうわァ」

 地に堕ちたカシャフが口を開く。それより零れるは絶死の毒。

 味方丸ごとを滅ぼす、毒。

「なあ、赤城勇樹ィ。どっちが勝つってかァ?」

 死なば諸共、ニケによって蹂躙されるか、カシャフの毒に溺れるか、どちらにせよこの場の勝敗は確定した。ゆえにヒロは嗤う。

 どれだけ偉そうなことを言っても、結局力の前には無力なのだと。彼の言う強さなどニケのような理不尽を前にしては無力なのだと、再確認する。

「……それでも、勝つさ」

 赤城勇樹は微笑んだ。確証があったわけではない。

 だけど今、必死の形相でカシャフに向かって走る彼を見ると、そう思えた。自分と同じ、それ以上の後悔を背負いながら、自分とは違う答えを、偽善を成すと決めた不器用な、あの時の細い少年を想う。ほんの一瞬の邂逅だった。

 でも、声をかけてしまった。少しだけ、ヒロに似ていたから。

 それがあそこまでの人物になった。ならきっと、ヒロだっていつかはああなれる。答えと向き合い、まい進する覚悟一つで、人は変われる。

 誰かの願いが、人を変えることもある。

「あら?」

「……一刺し、しました。降伏、してください」

 無我夢中で、気づけば蜂須賀サヤはかつての主を刺していた。弱った彼女なら通るかもしれない、という打算ではなく、砕け散った希望を見て何故か逆の行動を取ってしまったのだ。あの時は、自分一人だけでも生き延びようと出来たのに。

『いいよ。さーちゃんのよしみだから』

 本当に中途半端な存在だと、サヤは自嘲する。

「……難しいわねえ。もしかして、私、怖かったかしら?」

「……はい」

「そう。そうよねぇ。私たちはね、これしか知らないから」

 カシャフは息を吸って――

 吐く前に、蜂須賀サヤの二撃目が毒の王カシャフを刺す。クイーンビー、かつて彼女が踏み外す前はそうであった姿の通り、彼女の針は毒を持つ。その毒は抗体を得た体に対して最大効果を発揮するモノであった。

 魔族の身体、王クラスの再生力が、強靭なる生命力が、その毒を確実なものにしてしまうのだ。皮肉にも王クラスゆえに彼女は短時間の二撃で、死ぬ。

「ごめんなさい、ねぇ」

 謝罪の意図をサヤが知ることなく、毒の王カシャフは毒によって散った。黒き十字架が、天を衝く。未だ、自分の成したことが信じられぬサヤ。

 戦場は膠着する。全員が死を覚悟していたが、それから解放されたのだ。敵味方区別なく、平等に訪れるはずだった死からの解放による硬直。

「……だけど、まだ!」

 最強のニケが、残っている。

「全員、本隊に合流を目指せ!」

 その硬直を解いたのは、赤城勇樹の言葉。

「ここは、ニケは、俺が引き受ける!」

 荒唐無稽な発言である。確かに彼は最強の魔人クラスと言われていた。だが、すでに彼はニケに敗北済みなのだ。

「……あー、盛り上がってるみてえだが、アカギだっけか? そこそこ強かった記憶はある。確かに言うだけはあったぜ。でも、もう格付けは済んでるだろ」

 興味ない、ニケの眼が明朗に語る。

「確かに、俺はお前より弱いよ。いつだって逃げてきた。故郷から、友達から、努力に、格好いい自分に、それを失った虚ろな俺に、逃げ続けた。首吊って、自分の人生からすら、逃げた。本当のクソ野郎だ。認められたがりのええかっこしい」

 赤城勇樹の首、そこに刻まれた傷が燃える。

 紅く、高く、強く――

「そんな嘘吐きのクソ野郎でもな、退けねえもんがあるんだよ!」

 それはまるでヒーローのようであった。

『え、アカソルジャー知らないの? 赤く輝け勇気の一番星! ってやつ』

『知らないよ。それめちゃくちゃ古いんじゃないの?』

『ジェ、ジェネレーションギャップだ。ま、まあ、当たり前かぁ』

『それに特撮なんて子供が見るもんじゃん』

『……俺は狂ったように見てたんだがなー。ヒロの歳でも』

『俺には本物がいるし。ね、ユーキさん』

『……なっはっは、こいつぅ、ごますりを覚えやがったなー』

 弟のように思っていた。妻よりも、職場の人よりも、きっと故郷の友達よりも、この子に良いところを見せたいと思っていた。

 それが仇となったのは苦い記憶。もっと沢山、自分の汚いところも見せるべきだった。見栄を張るばかりではなく等身大の己を、生き方を見せるべきだった。

 まだ間に合う。きっと、やり直せると思えたのは同期である彼のおかげ。傷だらけになっても、泥だらけになっても、まっすぐ進む姿が――

「ヒロ、俺が勝ったら、お前はアストライアーに入るんだ。やり直す心さえあれば、彼らは受け入れてくれる。その実績が、ある。俺とは違ってさ、本当の格好いい連中だ。本物って奴さ。だから、見て、学べ、そして強くなれ」

 自分にはとても輝いて見えたから。それが出来なかった己の愚かさを見つめることが出来た。ただまっすぐ進む、それだけで良かったのだ。

 等身大の己、その背中を見せる。ただ、それだけで。

 たったそれだけでああも格好良く見えるのだから。

「その先に、お前を必要とする世界がきっとあるはずだ」

 自分はあんなに格好良くない。逃げた己にあの輝きは出せない。

「悪かったな、ヒロ。何を言われても、どれだけ憎まれても、俺はお前から逃げるべきじゃなかった。許してくれとは言わない。俺のことは許さなくていい。でも、自分は許してやれ。お前が間違えたのは俺のせいだ。そう思――」

 赤城勇樹の顔面をニケの拳が穿つ。本来ならば頭部が爆ぜ、原形も残らぬ肉塊と化すはずであったが、彼は腕を組んだまま、揺らがずに立つ。

「……どういう、こった?」

 ニケは戸惑う。本気で打ち込んだのだ。彼の性能は既に理解している。殺す気で打ち込んだ。消す気でぶち込んだ。それなのになぜ、軸すら揺らがない。

「そう、思え。それで良いんだ。それだけ、伝えたかった」

 間違えたのは己のせいだ、とそれが伝えたかった。

「ごめんなぁ、ヒロ。俺は、お前のヒーローになりたかったんだ」

 赤城勇樹が見せた、弱さ。涙が一筋、零れる。ヒロの知らぬ彼。

 そして、涙をぬぐい敵と向き合った彼の背中は、かつて見たあの大きな背中。誰よりも格好良いと思っていた、自分にとってのヒーローが帰ってきていた。

「俺は弱い」

 赤城勇樹の拳がニケの腹を穿つ。最強の反応速度を超えた、シンプルなる速力。音を遥か置き去りにした、伝統派特有超速の中段突き。

「俺は弱い!」

 ニケの反撃を鼻先でかわしつつ、踏み込んだ足を鋭い下段蹴りで刈り取る。

「俺は、弱いッ!」

 超速の連撃、紅き閃光がニケを幾重にも、穿つ。

「それでも俺は勝つ。今度は、嘘じゃない」

 全部失った、全部捨てた男が最後の最後で捨てられなかった、たった一つの炎。大切な想いのためにもう一度男は立ち上がる。

「この子を頼む、葛城善。その代わり、ここは俺が受け持つから」

「わかった」

 ゼンの言葉に赤城勇樹は苦笑した。彼はきっと分かっていない。それでいいのだ。彼はきっと、ただ真っすぐ歩む背中を見せる、そういう英雄だから。

 そんな彼の背こそを見て欲しいと、赤城勇樹は願う。

「勝手に、俺の」

「格好良いだろ、今日の俺? 大事な相手だから、とびっきりの格好で来た」

 ヒロはかつて、交わした会話を思い出す。忘れようとした。何度もそう思ったのにこびりついて離れなかった、大事な、記憶。

「……んだよ、それ。どっちだよ、クソ野郎」

「さて、どっちかなぁ。俺は、嘘吐きだからなァ」

 赤城勇樹は最強を見つめる。

「赤く輝け勇気の一番星」

 最強は信じ難いモノを見る目で彼を見た。真紅に染まる身体。ファイヤードレイク、竜種でも強力な種族であるが、かつて見た彼の姿とは大きく異なっていた。魔獣化を深めた、とかそういうレベルではない。根本が、違う。

「アカソルジャー、参上、ってな」

 炎のマフラーが、彼のまとい持つ全てが、燃え盛る。

「全員、撤退するぞ! アカギに任せよう。今のあいつは、大丈夫だ!」

 ゼンが皆に指示を飛ばす。今の彼の姿を見て、その背中を見て、彼は大丈夫だと判断した。最初から物が違うのだ。そもそも何故、彼が自分たち側なのかがわからなかったほど、多くの英雄を知るゼンだからこそ、知っていた。

 彼はあちら側で、そして今、あの時のシュウに似た背中を見せている。

 だから、心配など野暮。

「全員、追わなくていいぞぉ。こいつぶっ殺してからでも楽勝で間に合う。このカスに、教えてやらねえとなァ。誰が最強で、誰が絶対かってなァ!」

 ニケの咆哮。まぐれでも、自分に土を付けた。オーケンフィールドでもないのに、自分の領域に土足で踏み込んできた。技で迫った宗次郎にはリスペクトすら浮かんだのに、この男相手は何故か苛立ちばかりが募る。

『俺ガ最強ダァ!』

 全天揺るがす圧倒的威容。全てが慄くほどの圧。

「ただの強さに価値はねえよ。それはもう、必要ない」

 嗚呼、とニケは思い出した。この強い男に何故苛立つのか、を。この男はあれと同じなのだ。自分に比肩するよう生まれつきながら、力だけでは意味がないと自分から離れていったあの男と同じ眼をしていたから。

 苛立ちの素を、解する。

「俺がお前を否定する。奪うだけの存在、在るだけの力、それは弱さでしかないと、示して見せる。それが俺の、最後の戦いだッ!」

 トリスメギストスはライブラと融合し、飛行形態になりながら、可能性の獣である人の極致を見た。あの炎はまごうことなくシックスセンス。

 彼自身の命の形。

 シックスセンス、フィフスフィア、調律無しにまたも発現した。

 彼の場合は今日、これが最初で最後なのだろうが。

『征クゼ』

 英雄の資質を持ちながら、世界情勢によって堕落した。それでも彼が召喚条件まで引き下がったのは自殺によって『重さ』が落ちていたから。奇しくも生まれながらの王クラスと同じ条件で、まさにイレギュラーとして紛れ込んだ。

 英雄であり王である。

 魔族であり、人族である。

 命を燃やし、赤城勇樹は今、たった一人のためのヒーローとなった。

 輝けるは赤き勇気の一番星、爆ぜる。

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