第一章 プログラミングとは

今日から頑張るぞ!

 あたしは氷室ひむろ咲雪さゆ。小学五年生だよ。


 とうとう小学校でもプログラミングの授業が始まったの。

 だから今日はお兄ちゃんにお願いして、プログラミングを教えてもらうんだ!


 お兄ちゃんはお仕事でプログラミングをしているの。咲雪さゆが「教えて!」って言ったら、「いいよ」って。お兄ちゃんは優しいから大好きだ。




 広い部屋の真ん中に机が置いてある。会社でお仕事をする人が使うようなやつ。デスクっていうのかな?

 そこには一台のコンピューターがある。

 あたしは椅子に座ると、被っていた白いキャップをデスクの上に置いた。






咲雪さゆ:お兄ちゃん。小学校でプログラミングの授業が始まったよ。


ゆう:ついに来てしまったか! じゃあ咲雪さゆが困らないように、勉強を手伝ってあげるよ。


咲雪さゆ:ありがとう。お兄ちゃんはお仕事でプログラミングをやってるんでしょ?


ゆう:そうだな。携帯電話とかカーナビゲーションとか、いろいろ作ったなあ。


咲雪さゆ:プログラミングっていうと、「難しそう!」ってイメージがあるけど、咲雪さゆにもできるかなあ?


ゆう:大丈夫! 簡単なものから作っていけばいいんだよ。いきなりフルダイブのVRMMORPGを一人で作るのは大変だけど、簡単で小さなプログラムなら、きっとすぐに作れるようになるよ。


咲雪さゆ:そうなの?


ゆう:スマートフォンだってゲームだって、ものすごくたくさんのプログラムで動いてるけど、小さいプログラムをたくさん合体させたものだからな。最初は小さいものを作るのが一番!


咲雪さゆ:へえ。


ゆう咲雪さゆはブロックを組み合わせて、剣を作ったりキリンを作ったりするだろ?


咲雪さゆ:ゴロゴロブロック!(※デコボコがあるブロック同士を組み合わせて遊ぶおもちゃ)


ゆう:あれと同じだよ。キリンを作るときはまず、頭・首・胴体・脚・尻尾をそれぞれ別々に作る。それから合体させてキリンにする。


咲雪さゆ:うんうん。


ゆう:プログラムも同じだよ。キャラクターが会話をするプログラムとか、モンスターとバトルをするプログラムとか、装備を付けたり外したりするプログラムとか。もっといろいろ必要だけど。別々に作ってから合体させると、凛々愛りりあが好きなソーシャルゲームが出来上がる。


咲雪さゆ:そうなんだ! ……お姉ちゃん、ソシャゲ好きだもんね~♪


ゆう:だから、小さなプログラムから作ろう。


咲雪さゆ:なんだか、咲雪さゆにもできるような気がしてきた!


ゆう咲雪さゆならできるさ。じゃあ、今日から頑張っていこう!


咲雪さゆ:おう!!!







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