最終話:メインプレイ:ミドル4-3
真白:「ところで、ロジカさん。本筋と関係がない話で恐縮なのですが」
ロジカ:「なんだ? 今更、水臭いじゃないか」
真白:「それでは遠慮なく。この局面です。ロジカさんにもう一つ確認しておきたいことがあります」
ロジカ:「ああ、何なりと」
真白:「フィリップさんを助けたいのは“ロジカ・ミリターレ”としてですか? それとも――」
ロジカの緋色の視線と、真白の金色の視線が交錯する。
真白:「“水谷一華”としてですか?」
ロジカ:「……流石だな。いや、褒め言葉など不要か。
答えは――両方だ」
真白:「その言葉、信じますよ」
ロジカ:「ああ。単純にして明解な理屈だ。
ロジカ・ミリターレは私とフィリップ、一対の翼があって初めて成り立つ存在だ。
そして水谷一華もまた、このような犠牲や死を甘んじて看過する人間ではない。
納得いただけたかな」
真白:「……ええ。ようやくあなたの本心が聞けた気がします。いつか交わした約束を改めて交わしましょう。
必ず犯人を捕まえて見せます。そして――」
右手を差し出す。
「フィリップさんを助けましょう」
真白の右手を、ロジカの両手が固く握りしめる。
ロジカ:「ああ、頼りにしているぞ。“
いつもの如く、自信に満ちた笑みを浮かべた。
ここで守矢のロイスをP感情が表に変更だ。
真白:「――はい」
その笑みに、親しい者に向ける笑みで答える。
ここで水谷一華さんのロイスをP感情が表に変更します。
そんな二人の手に、クラウの右手が重ねられる。
クラウ:「その契り、余も噛ませてもらおうか。
我々は一心同体。三国同盟ならぬ三陣同盟という奴だ。征こう、友のために」
ここで真白にロイスを取得しよう。感情は『○信頼/不安』である。
真白:静かに、けれどしっかりと頷く。
ロジカ:こちらも確かに頷き返して。
「無論だとも。全ての真実を明らかにし、救ってみせよう。それがヒーローの定めなら。
……ところで」
クラウ:「む?」
ロジカ:「……私の本名はその、軍事機密とかそんな感じだから、その、あんまり喋ってほしくないっていうか、秘密にしておいてほしいなーって!」
一同:ロジカーーー!!!(爆笑)
ロジカ:「こ、国際問題とかになるんだよ! 多分!」
クラウ:「ぷっ、あははは! 相わかった、内緒にしておこう。乙女の秘密というものだな」
真白:少しだけ笑みを浮かべるも、すぐに真面目な顔に戻る。
「了解しました、ロジカ・ミリターレ殿」
と言って敬礼します。
ロジカ:「絶対だぞ! 嘘ついたら20mm砲弾を飲ますからな!」
ってな感じで、顔を真っ赤にして去っていくのだった。
クラウ:「わかったわかった。誓おうではないか」
明るい表情でそれに続きましょう。
そんな二人を笑顔で見送った後、真白は真剣そのものの表情で情報端末へと向かう。
真白:「――さて。あれだけ大見得を切ったんだ。本気の捜査を見せなくちゃな」
フィリップくんの情報収集に挑戦します!
コンボ『
いっけ~(ころころ)達成値22です!
GM:素晴らしい……! 情報を公開しますね。
◆情報『フィリップを助ける方法(1)』
・似たような事例がないかを手当たり次第に調べてみたが、前例はヒットせず。
・フィリップは、この世界で確認されている唯一の『黄泉還り』事例である。
・民間のデータベースで調べられないとなると、次は公的機関……警察などの情報を当たる必要があるだろう。
・情報収集「フィリップを助ける方法(2)」を公開。
◆情報収集『フィリップを助ける方法(2)』
<情報:警察> 20
真白:(前例にヒットはなし。だとすると、可能性があるのは警察の情報、か。
私だと経験が少ない分野だけど……
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