第3話:メインプレイ:オープニング3

GM:では続きまして、守矢の単独OPです。登場をお願いします。


守矢:シーンイン! (ころころ)3点上昇、35%!

 まさか単独OPとはネ。


真白:くぅーん。

GM:真白ちゃんはお留守番してようねー。

ロボ子:耳と尻尾がへたれてそう。


GM:守矢は現在、F都をパトロール中だ。その隣に真白はいない。

 珍しいことに非番の日程がずれ、守矢は単独で仕事に当たっている……と、君の端末に緊急通信が入る。

 ヴィランによる銀行強盗が発生したため現場に向かえ、という内容ですね。


守矢:「銀行強盗ねぇ……真面目に働いた方が稼げるというのに全く」

 ぼやきながら現場へ向かいましょう。


GM:現場に到着した守矢は、全身に武装を満載した怪人が現金の入っているであろうアタッシュケースを持って銀行から出てきたところに遭遇しますね。


守矢:「怪人……! まさかRメモリか!?」

武装した怪人(GM):「ん、ヒーローか。悪ぃな、邪魔はさせねぇぜ」

 アタッシュケースを放り上げ、両手に銃を構えて守矢に向けぶっ放す!

守矢:「そうはいかない。私はヒーローであり市民を守る警察なもんでネ」

 銃を抜き、弾道を計算して弾丸同士をぶつけ誰もいない方向へ攻撃を反らす。

武装した怪人(GM):「へぇ、今のを捌くかよ。意外と強いな……けど、こちとらヴィランだ。ヒーローなんてお行儀のいい連中に捕まるつもりはねぇ」


GM:怪人は周囲に牽制の弾丸をばらまくと同時、放り上げたケースをキャッチするとその場で大型バイクを錬成し搭乗、エンジンを起動する。


武装した怪人(GM):「あばよ、おっさん。お別れの挨拶ってやつだ」

 手榴弾を錬成し自身と守矢の中間地点で爆発させる。爆煙に乗じて逃走します。《瞬間退場》です。

守矢:「くっ、なんと逃げ足の速い……判断を誤ったか」


GM:さて、敵には逃げられましたが、守矢には仕事が残っています。現場検証、そしてRメモリ使用者の特定ですね。

 守矢が銀行の防犯カメラを確認すると、そこにはバッチリ、犯人の人間態が映っていました。

 どうやらRメモリを使用したのは、黒ずくめの格好をした鋭い目つきの少年のようです。


守矢:「素顔を晒すとは詰めが甘いな、ボーイ。

 しかし……こんな厄介事によりにもよって単独時に巻き込まれるとは。証拠品を回収しつつ足取りを追うしかなさそうだネ。

 逃げ足の速い犯罪者は、初老の私には難儀だヨ」

 そう言いつつ、銀行に残された証拠や証言を回収していきましょう。すぐに追いかけるのは無理そうなんで、署に戻る感じで。


GM:Rメモリが絡んでくるとあれば、これは自分たちの仕事だ。そう判断した守矢は、署に戻りつつ真白と目暮警部に連絡を入れるのであった。


守矢:「さて、新たなRメモリ絡みの事件だ。また忙しくなるねぇ」

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