第2話:メインプレイ:ミドル4-1

GM:次のシーン。シーンプレイヤーはロジカですが、後で警察バディ+ロボ子にも登場していただきます。

 ということでまずはロジカ、シーンインをどうぞー。


ロジカ:シーンイン! (ころころ)5点上昇、56%!


GM:ロジカは現在、街中で氷野涼花を尾行中だ。上手く気づかれずに尾行ができているか、判定をお願いします。




◆判定「氷野涼花の尾行」

 <知覚> 7




ロジカ:ふむ。GMよ――。

GM:はい、なんでしょう?

ロジカ:ロジカが取得している技能<芸術:イタリアン>ですが――イタリアンには「イタリア人の」という意味があるのは、ご存知ですね?

GM:あ、はい。そういえばそうでしたね。


ロボ子:今度は何を言い出す気だ……?

真白:まさか……(笑)


ロジカ:この技能を使ってイタリア人に成りすますことで、尾行を有利にできませんか!?

GM:ほわ!?


ロボ子:率直に言って天才だなと。

守矢:イタリア人だろうが尾行されてる事実は変わらない定期。


ロジカ:さあ、返答を聞こう!

GM:えぇ……えー、そうですね。その発想に敬意を評して、認めましょうか(笑)

 <芸術:イタリアン>の判定でもOKとします。とんだ暴れ馬だぜこいつぁ……!


ロジカ:ふははは! では振ろう! <芸術:イタリアン>で(ころころ)クリティカル! 達成値15で完璧なイタリア人だ!


GM:なんでそこでイタリア人できちゃうんだ……(頭抱え)

守矢:イタリア政府はそろそろ怒っていい。

真白:イタリアってなんだっけ……(笑)


GM:では判定に成功したロジカは、師匠仕込みの探偵術(イタリア風味)で相手に気づかれることなく尾行を続ける。


ロジカ:エスプレッソ飲んだり覗き穴のついたイタリア語の新聞を読んだりして後を追いかけ回すのだ。

フィリップ(GM):「君のイタリアっぷりには、本場の彼らもビックリだろうねぇ」

涼花(GM):「…………」 きょろきょろ


 尾行を続けるロジカとフィリップの視線の先、涼花は何度も周囲を確認し、路地裏へと入っていく。そして。


『 ア イ ス エ イ ジ ! 』


クラウ:あら。

ロジカ:ほ、ほわー!?


 涼花が入り込んだ路地裏から響く声。同時に、周囲の気温が急速に低下し始める。


フィリップ(GM):「今の声と、そしてこの気温の異常。また事件を引き当てたようだね。いい勘をしているよ、本当に」

ロジカ:「え、えぇ……!?」


真白:ロジカちゃんの周囲でRメモリ使われすぎ問題(笑)

ロボ子:ロジカ、本当は特異点なのでは?


 驚愕するロジカたちの前で、路地裏から冷気と共に姿を現したのは……黒いボディに真っ白な氷の鎧を纏った、まさに氷河期(アイスエイジ)の怪人だ。


フィリップ(GM):「ビースト、ブラックドッグの時点である程度は予想ができていた事態だが……やはりRメモリは複数種類が存在するようだね」

ロジカ:「うわー!? 本当に出てきた!? しかも堂々と私の目の前に!? なんでこうなるんだー!?

 感心している場合じゃないぞフィリップ!」

フィリップ(GM):「きっと君は、そういう星の下に生まれてしまったんだろうねぇ」

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