第2話:メインプレイ:オープニング2

GM:続いてのオープニングはロジカのシーンですね。


ロジカ:シーンイン! (ころころ)7点上昇、48%!


GM:では描写に。

 君は現在、通っている高校で朝のホームルーム中だ。先生が名簿の順に名前を呼んで出欠確認をしているところです。


先生(GM):「次、氷野涼花(ひの・すずか)。氷野~? ……無断欠席か。最近多いな」


 その言葉を裏付けるように、ロジカの一つ前の座席には誰も座っていない。


先生(GM):「氷野は欠席と……次、水谷一華」 ※ロジカのことです。


真白:ロジカがいきなりピンチだ(笑)

守矢:イタリアを騙る迷探偵が学校に通う図よ。

ロボ子:どっちがカバーなのかもうしっちゃかめっちゃかだなぁ。

クラウ:これは間違いなくピンチですね……。


 いきなり本名で呼ばれ、PC一同の心配(と期待)の視線を集めるロジカ。さあ、名前を呼ばれた彼女の反応はというと……?


ロジカ「うむ、出席しておる。その出席簿に書き留めておくことを許す」 ドヤ顔


GM:そう来るかぁ(笑)

守矢:キャラそのままとかヤベーなおい。

ロボ子:可愛い。

クラウ:くっ……!(腹筋に力を入れる中の人)

真白:なぜかドヤ顔決めてきた~!?(笑)


先生(GM):「よし。今日も元気で結構なことだ」

ロジカ:(まあ水谷というのはカバーネームなのだが、あえて真実を告げる必要もない。言えば巻き込んでしまうからな。ふふふ……)


 そうしてホームルームが終わり、授業前の空き時間を過ごす一華。

 名探偵でありイタリア政府のエージェントでもある彼女の目に留まるのは、自分の出席番号の一つ前の空席だ。

 座席の主の名は「氷野涼花」。大人しく真面目な性格の少女で、一華とも友好的な関係を築いている。

 一華の知る限り、学校に連絡も入れずに欠席――早い話、サボりを繰り返すような娘ではなかったはずだ。


ロジカ:「む、氷野は今日もサボタージュか。サボタージュってイタリア語だったっけなぁ」


GM:フランス語ォ!!!

ロボ子:本日のガバ。


 真面目な少女の、突然のサボり……何か臭う。世界の命運を背負ったエージェントである一華の嗅覚は、敏感に事件の気配を感じ取っていた。


ロジカ:「……まさか。不良とつるんでたりするのか。そしたら怖いな……うーん……。

 いや、何をまともに考えているのだ私よ。これはきっとそう――“ヴィランの王”が関わっているに違いない!」

 ピッポッパとフィリップに電話します。

フィリップ(GM):「はい、もしもし。ロジカかい?」


 電話口に出てきたフィリップに向けて、一華は渾身のキメ顔で告げる。


ロジカ:「フィリップ、“ヴィランの王”の動きを察知した。コードネーム:スキピオを発動する」

フィリップ(GM):「……ああ、了解した。準備を進めておこう。健闘を祈るよ、ロジカ」

ロジカ:「ははは、任せろ!」


 そうして世界の命運を左右する通話が終わった、その時。一華の背後に忍び寄る影が一つ。

 その人影は咳払いをすると、一華に向けて口を開く――!


委員長(GM):「一華ちゃん、次、移動教室だよ。遅れないようにね~」

ロジカ:「あ、はい。わかりました」


クラウ:素直か。

GM:(笑)

守矢:もう色々とずるい。


ロジカ:いそいそと準備をして、制服の上から羽織ったマントを翻し教室を後にするのだった。シーンアウト。


クラウ:濃いなぁ!(褒め言葉)

ロボ子:なんだろうな……皆の妹的存在なんだろうね。微笑ましい視線を向けられるタイプの。

守矢:生暖かい目の間違いでは(辛辣)

 しかしマント持ち込みOKとか学校の校則がガバなのか、もう呆れかえって文句も言われないのか。

ロジカ:実はちゃんと学校では制服を着ているのだ。校則だからな。マントは着用するが。

真白:いっちゃんがフリーダムだ……(笑)

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