第1話:メインプレイ:クライマックス1-1

GM:さて、次はクライマックスですが……その前にロイス整理の時間を設けましょう。


真白:水谷一華に「○感服/不安」、Dr.マギウスに「○決意/敵愾心」でロイスを取得します~。

ロジカ:せっかくなので真白に「○感服/恐怖」と、ブン太に「○執着/脅威」で。

クラウ:ロジカに「連帯感/○猜疑心」、守矢に「○連帯感/憤懣」で取るぞ。

守矢:ロジカに「有為/○憐憫」、Dr.マギウスに「執着/○不快感」で取りましょう。

ロボ子:Dr.マギウスに「好奇心/○隔意」、ブン太に「○庇護/不安」で取るよ。


ロジカ:おい、私へのロイス! 猜疑心!? 憐憫!?

クラウ:妥当だと思う……。

守矢:残当。

GM:(肩ポン)


GM:それではロイスも取ったので、いよいよクライマックスに突入しましょう。

 シーンプレイヤーはロジカ。全員登場でお願いします。


ロジカ:シーンイン! (ころころ)3点上昇、100%!

守矢:シーンイン! (ころころ)2点上昇、96%!

真白:シーンイン! (ころころ)7点上昇、108%!

クラウ:シーンイン! (ころころ)3点上昇、91%!

ロボ子:シーンイン! (ころころ)9点上昇、90%!

GM:真白、最後まで高いなぁ……。


GM:君たちは目暮警部の指揮の下、多数の警察官が取り囲む廃工場へと到着しました。

 内部に突入するメンバーは、PCたち+フィリップの《ハンドリング(小鳥)》が選ばれています。


目暮警部(GM):「各員、準備はできているかね」

クラウ:「うむ、もちろんだ。伊達や酔狂でヒーローはやっておらぬ。いつでも準備万端である」

ロボ子:「うん、既に」

守矢:「もちろんですとも。フィナーレといったところだネ」

真白:「“幸運制限(リミテッドブレイク)”、既に配置についています。いつでも」


 集まった面々が首肯を返す中、警察官の人海をモーセの如く退けて颯爽と現れる戦車が一台。


ロジカ:「――ふっ。揃っているようだな、諸君」 開幕ドヤ顔

守矢:「……やっぱりそれ乗り回すのかネ?」

フィリップ(GM):「こちらも正規のヒーロー(大嘘)です。大目に見ていただけると」

真白:「ロジカさんの戦力には期待しています。十全に力を発揮するのに必要なんでしょう」

クラウ:(む? 真白からロジカへの視線の色が変わった……?)

ロジカ:「それよりも。私の言葉は全て真実であると、理解してもらえたはずだ。あれを分離するには、私のイタリア仕込みの技術が必要になるということも」

守矢:「まあ、うん……必要って言うなら構わないヨ。うん、いいヨ」 げんなり

フィリップ(GM):「感謝します、守矢刑事」


 そうして全員が揃ったところで、ロジカは戦車の上に立ち、居並ぶメンバーを睥睨する。


ロジカ:「ふっ……では、征くとしよう。“シリエジオ”、出るぞ」 キメ顔

守矢:「フタヒトマルマル。“灰色の射手(ライヘンバッハ)”、作戦を開始しよう」

真白:「フタヒトマルマル。“幸運制限(リミテッドブレイク)”、了解」

クラウ:「お手並み拝見といこう。“アエストゥス”、いざ出陣である!」

ロボ子:「目標、Dr.マギウスの捕縛または討伐。及び野良猫ブン太の救出。“フォートロイド”、出撃」


GM:君たちは廃工場内部へと突入する。

 急ごしらえの潜伏先であるため道中にトラップなどは設置されておらず、君たちはあっという間に廃工場の最深部へと到達した。

 そこで待ち受けるは、ヴィラン、Dr.マギウス。そして――。


Rメモリ(GM):『ビースト!』


GM:ここでDr.マギウスは、Eロイス「さらなる絶望」を3個、使用します。

 君たちの目の前で、3本のRメモリが三匹の野良猫にそれぞれ融合する。そのうち一匹は、ロジカとフィリップのよく知るブン太に間違いない。


ブン太ビースト&ビースト(GM):「「「フシャァァァ……!」」」


GM:立ち上がる三体の怪人。ビーストを盾に、Dr.マギウスはニヤリと笑う。


Dr.マギウス(GM):「よく来たねヒーロー諸君。ここが私の正念場のようだ」

クラウ:「……姑息なマネを。これだからヴィランは」

真白:「Dr.マギウスを視認。ブン太は……あの怪人か」

守矢:「悪いがキミの遊びもここで終わりだ」

真白:「抵抗するなら、こちらも容赦しません。投降して下さい」

ロジカ:「哀れだな、ヴィラン。貴様を待つのは冷たい石の牢獄だ」


 ヒーローからの降伏勧告を耳にして、Dr.マギウスは身体を震わせ笑い始める。


Dr.マギウス(GM):「ふぁーっはっはっは! ん拒否するゥ!

 このRメモリは実に素晴らしい品だよ。誰でも! 手軽に! 力を手に入れることができる! 例えばこんな風にィ!」


Rメモリ(GM):『ブラックドッグ!』


PL一同:新しいメモリだと!?


 新たなRメモリが、今度はDr.マギウスの額に挿入される。同時、彼の全身から雷撃が迸り、周囲の空間を焼き焦がす。


Dr.マギウス(GM):「ふぁーははは! 私も腹をくくろう! 決着をつけようではないか! ヒーロー共ォ!」


 ヒーローとヴィランは、互いに戦闘態勢を取り、相対する。ここから先に待つのは……戦場だ。


ロボ子:「プロトコルに則り、速やかに任務を遂行する。MANAS-Combat mode」

クラウ:「……目標を駆逐するとしよう。これがヒーローの役目である! 覚悟せよ、ヴィラン!」

真白:「抵抗の意志を確認。対象を鎮圧します!」

守矢:「作戦を遂行する。総員、配置につけ。首尾よく行くぞ」

ロジカ:「人々を傷つけ、命を奪い、子供たちの笑顔まで奪った罪――その身に刻め! Avanti!」

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